4月28日 月曜日
朝、ブログ更新。午後、ゲストハウスに戻り池澤夏樹『カデナ』をやっと読了。一定の役割をある時期に果たすこと、夏、日常、戦争、空、意思、無数の再生産のための広さ、決定的な何かを終えた苦み。真夏の積乱雲のように、白く青くもくもくと。
プロの小説家って凄いなぁ。余韻や読後感が確かにあるという。ブログって、さらっと読んで終わる感じがあるけど、一つの物語世界が完結するという読後、独特の間隔はやはり書いて食べてる人の文章の凄さだなぁと。ちなみに、僕は池澤夏樹に会ったことがある。有名人の誰々に会ったことがある。一緒に仕事をしたことがある、という自慢ほど、それを言う本人の人柄と仕事のしょうもなさを示す話はないのだが、中学生以来のファンなので、まあ言わせてほしい。
サザンの「明日晴れるかな」を聞いた。久しぶりである。この人の商業音楽を作る才能ってすごい。つまり、こうして日記を書いてみると、プロは凄いと思った一日である。※写真は教会でもらった辺野古反対のポストカード。絵葉書をくれるのかと思ったら、なんと…w 表がオバマ大統領、裏側のシーサーに島の意思がある。
4月29日 火曜日
GWだし午前中、ひたすらブログを読みつつ珈琲を飲む。とはいえ世間様が休暇か否かは問わず、人生のほとんどが飛び石連休である(白目)昨日からだが、ほぼ一日をかけて、ネストリウス論争を復習した。そもそもネストリウス論争と聞いてピンとくる人が読者諸氏にどれほどいるのか分からないが、ネストリウスというのは、1500年ほど前のキリスト教の司教であり、政治的・教理的な理由で追放の憂き目にあった男である。
- 作者: アンリ・イレネマルー,Henri Ir´en´ee Marrou,上智大学中世思想研究所
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1996/10
- メディア: 新書
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ここで、この手のことを開陳するつもりはないのだが、要約がてら書いておくと、キリスト教というのは、三つに大別される。つまり、正教会、ローマ・カトリック、プロテスタントである。が、千五百年前は違った。括弧内は現在の国名だが、エルサレム(イスラエル)、アンテオケ(シリア)、アレクサンドリア(エジプト)、ローマ(イタリア)、コンスタンティノープール(トルコ)の五つの教会が、地中海世界全域=ローマ帝国版図内に広がった教会の主導的地位を担っていた。
と、ここまで書いて、長くなりそうだし、面倒になったので、詳しくは、何かで読んでほしい。上掲三冊はオススメである。言いたいことは、要するにネストリウスという人の生涯、その後継者たちの歴史、その研究状況などに思いを馳せたという話である。
閑話休題。
最近、車によく乗るからか、FMラジオを聴くことが増えた。普段ラジオを聴く習慣がないので、新鮮である。名古屋の方言で「やっとかめ=八十日目=お久しぶり!元気にしてた?」というのを覚えたし、ハイスクール奇面組の「後ろ指さされ組」を聞いたのもラジオである。皆、配達の仕事をしながら、こうやってラジオを聞いたりしているのだろうか。
夜、アニメ魔法科高校を見た。俺TUEEEEEEEEE展開すぎて笑ってしまった。にしても開始5分くらいで、登場人物の声優すべてが分かる僕の絶対ダメ音感の残念さよ。しかし、やっぱりネットしてアニメみて、好きなジャンク食べてという生活っていいな。そういう暮らしが出来れば、僕は割と何をやっていても満足なのかもしれない。しかし、僕も早く能力覚醒しないかな(錯乱)