どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

なんだかんだ

7月16日 水曜日

 祇園祭がいま行われていると初めて理解したので、近いうちに写真でも撮りに行ってみようかと思う。でも、混んでるの嫌なんだよなぁ。暑い中、人ごみとか、どう考えても罰ゲーム。

 早朝4時半、新種の昆虫型生命を発見するが、そいつの進化スピードが速く食われそうになる夢をみて起きる。再び寝るも同居人の出勤音でまた起きて二度寝。眠りが浅いのかもしれない。

 午前中、どうにもやる気が起きないまま、書評をもっと出せとの連絡があり、今週はどうやらもっと本を読むことになった。ガルシア・マルケスの解説本をもらったので、小説をもう少し読まなくてはならない。知人の新聞記者に貸してくれるように頼んだ。

 で、思うけど、やっぱアレだな。同居人がいても、仕事がいても、なんだかんだ、ある種の寂寥は薫るものである。外気はもはや真夏で、梅雨は終わったのかというような天気の良さである。資格試験のための語学、記事作成、頑張らなくてはならぬ。

 ところで、最近、以前そらんじていたことを忘れていることに気付く。なので、昔書いたものを引っ張り出して備忘録を作成。中年だなぁ。

備忘録:米国新教と有名大学の話

 名実ともに世界最高の大学と名高いのは米国最古の教育機関であるハーバード大学なわけですが、実は、この大学は、元々は合衆国大統領や州知事を出すための神学校でした。神学校というと、牧師の養成機関というイメージがあるんですが、人類の営みの全てを神の栄光として捧げるという前提で、ハーバード大学は米国最初の高等教育機関として始まりました。 で、その学長がジョン・ハーバードという改革派/長老主義の清教徒でした。彼はオクスフォードから分岐したケンブリッジの卒業生で、彼の指導の下で、欧州を離れて米国は、真の聖書的国家と社会の実現を考えていたわけです。が、このジョン・ハーバード、結核で亡くなってしまいます。で、結果的に、バプテストの人が初代学長になるんですが、ハーバードの蔵書と遺産半分が大学の基礎となったんですね。

 

 後に、このハーバード大が信仰的・神学的に堕落したといって、会衆派の人々がエール大学を設立します。さらに、このエール大が堕落したという批判の元で、プリンストン大学が長老派によって創立されることになります。んで、このプリンストンがさらに堕落したということで、長老派・福音派を中心に、ウエストミンスター神学校が設立されます。で、このウエストミンスター神学校と、ダラス神学校(別系統の米国の福音派神学校)、フラー神学校が、いわゆる米国の政治的な意味での「福音派」の歴史を紡いでいくことになります。

 

 で、その結果が、パパ・ブッシュと子ブッシュの大統領親子であり、彼らの破綻への反動が、現行のオバマ政権ということです。 ちなみに、僕は、プリンストン大学の創設メンバーのひ孫弟子的な立ち位置だったりします。(※要するに、僕とプリンストンは全く関係ない。)そのせいもあって、僕の先生の先生は、アインシュタインが隣の部屋に住んでいて、数学の宿題をアインシュタインに見てもらったことがあるとかという話が伝えられていたり。 さて、とまあ、キリスト教と米国有名大学にはやはり関係があり、歴史の妙があってという話。

 

 もしジョン・ハーバードが死ななければ、米国の歴史が変わったという話があります。ややこしい話を端折ると「アメリカ」という思想の基礎になったものが、改革派であれば、現行のアメリカという実験国家は成立しなかったという話です。 ある人の生死が歴史を分かつというのは、興味の尽きない話です。もしも・・・というのはあり得ないのだけれど。