どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:老害、怒りと宗教の効能、神戸の夜

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8月16日 土曜日 ※写真は某キリシタン史跡兼教会

 朝、昨晩、どうにも疲れすぎたせいか、あまり眠れず。ホテルの朝食はうまい。予定をみると、一日ひたすら研修らしい。正直、僕は、その業界とは関係ない人間だし、研修に出てもと思ったが、午前中はおとなしく出席。午後、昼の研修は部屋で寝た。夕方、この業界の後継者問題に関する分科会に出席。考えさせられた。グループに分かれて話し合う時間があったが、老害というのは、こうやってできるのかと思わされる。問題を説明するだけで、しかも、その説明内容が僕のような素人でもわかる範囲でしかなく、そして何も提案せず、何も行動しない。あるのは郷愁と文句だけ。何ともいえないなぁと思った。

 気分転換に夕食まで外をもう一度歩く。大きなイオンが出来るらしい。夜、親せきと割と本音のような話をした。良い機会になったと思う。続けて、京都で大雨が降ったそうだ。なんか勝手に手が動いて船つくりそうになった。気のせいだった。

8月17日 日曜日

 研修、最終日。予定を変更して、お世話になった方が出席する教会へ僕もいくことにした。で、朝食。僕の分科会に出ていた御年90前かと思われる人が話しかけてきた。英語はどれくらいできるのだ、米国に何年いたのだ、何時間睡眠で勉強していたのだ、と、聞いてくる。英語に関しては「まあ困らない程度には」と答えたが、ご不満な様子である。一向に話の要旨が掴めない。時代遅れのハーバードのサンデル教授が云々とかオバマのライターが何やらとか言い出し、しまいには、おまえは勉強していない、気の毒だ、と僕にお説教モードである。

 出発前、まだ寝ぼけている段階で、そんなことを言われても困るし、そもそも質問がおかしい。たとえば「communityは日本語でどう訳せますか」と聞いてきたので「共同体じゃないですかね、一般に」と答えたら、違う!日本語には訳せない概念だ!とキレる始末。いやいやいやいやwwwwww

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 そして、英語は本当にできるのか?と聞かれたので、まあ、困らない程度には、と答えたのだが、あいまいだ!具体的にTOEFLとかで答えろ、とさらにお怒りになる。いや、ああいうのって入るための試験でしょ?いちお僕は卒業したんですが...と言っても納得できないらしい。もう意味不明である。で、コミュニティの起源が何か?と聞かれたので、質問が不明瞭で、社会的・歴史的・語源的起源なのか何なのか、と思っていたら、こんなことも分からないのか、と蔑んでくる。

 僕もいい加減むかついてきて、老害が「コミュニティはラテン語起源で...」と言ったので「えっと、じゃ、ラテン語話せるんですか?それとも読めるんですか?書けるんですか?聞けるんですか?具体的に答えてください」と切り返した。老害いわく「いや、それは...」と言う。なので、さらに追及してやった。「え?具体的に答えてくださいよ。実際、何をどこまでできるんですか?あなたが僕に対してした通りの質問の形式をしてるんですよ、自分で答えられないような質問を人にしてるんですか?」と言ってやった。

 老害、当然おこって「あなたと話しても意味がないようだ」とのこと。「え?じゃ、なんで話しかけたんですか?意味ないなら話さなくていいじゃないですか。」と言い放ってやった。老害「老婆心ながら言っておくけど、もっと謙虚になったほうがいいですよ。学ぶ気がないから分からない。」とのこと。「そうですか、あーどうもすみません(心の中で鼻ほじ」

 ということで、非常に嫌な朝食となった。そもそも、なんで、僕があんたから学ばなくちゃ駄目なんだよ。年齢が離れているというだけで、自分が若い人間よりモノを知っていると錯覚してることそのものが終わっている。悪いけど、日進月歩どころじゃないんですよ、今の技術の進み方とか学問の世界の情報は。こうやって人間が老害になっていくのか、と驚きつつ、また自分もいつかああなるのだろうと思って、非常に嫌な朝食となった。

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 朝食後、気分を変えることもできないまま、出発。とりあえず久しぶりの講師業は終わった。で、お世話になった方と礼拝に出席。賛美歌やら聖書の話を聞きながら、怒りに対する宗教の効能を、冷静に考え、感じた。興味深いものである。

 お邪魔した教会は、キリシタン灯篭や賀川豊彦の筆や絵が残る由緒ある場所だった。昼食にカレーを頂いたり、駅に送ってもらう時間まで読書して過ごした。あずまんの新刊『弱いつながり』を読了。帰りの新幹線はお盆最終日ということで、ごった返しており、東京に帰る主題講演の講師の方も大阪までは立っていくつもりだと言う。なので、僕も、新神戸までご一緒した。

 新神戸到着後、今度は友人の牧師夫妻に会う約束があり、夕食をともにした。僕にしては、割に豪華な夕食を頂き、バカ話をして楽しい時間を過ごした。幸いなことである。せっかく三宮に降りたので、小一時間ほどセンター街西館を定期巡回。久しぶりで楽しかった。クタクタになり、荷物を置いたままの以前の部屋へ到着。片付けようと思ったが、体力なく、そのまま寝た。 

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