どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:イカ墨パン、琵琶湖、焼肉

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9月23日 火曜日

 午前ゆっくり。昼食の面会をパン屋にて。イカ墨ベーコンチーズパンを食べた。最近考えていたことを、なぜか内科医の友人に話したいと思ったので、久しぶりの休みだという彼をひっぱり出した。食事の味は良かったが、ホール、厨房ともにちょっと回せていない感じがある。

 あと仕方ないことだが、時間帯か立地か子連れの主婦が多く、ちょっとうるさかった。子供なんだから我慢しろ、というのは、正直暴力だと思う。それはどんな場合でも言える。女だから、男だから、老人だから、ということで他者の行動を制限するのは無茶だと思う。が、いわゆる平等というのは、結局、弱肉強食の言い換えでしかないので、なんとも。要するに、生きてても何もいいことないみたいな、いつもの結論だな。

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 帰宅後、少し休んで、タイから来た友人を連れ、同居人社会人の案内により琵琶湖の南岸ドライブ。ただおもしろいから言ってるだけなのだが、琵琶湖県は、湖岸から県境まで3mだと思っていた。が、北白川から山中越えを行き、比叡山を横に眼下に広がるは、美しい湖水地域。滋賀県、ぱねぇっす!

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 三井寺という十一面観音を納める有名なお寺にいったが、観音は見れないらしいので、やめた。駐車場は止めるだけで500円取られた。しかも、料金回収は、駐車場におっさんが座っているだけという自律思考型有機的スタンドアローン・エコシステムである。車から降りたら、500円です、と言われたのにはびびった。

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 琵琶湖が京阪神の水瓶であることは既知であるが、嘉田知事の実績について同居人社会人より聞いた。京阪神の水源を盾に、大阪の橋本さんと渡りあったとか。滋賀県の人口は140万人程度らしいので、政令指定都市一つ分だ。こう聞くと、京都や神戸程度の規模の街でも滋賀県に匹敵するわけだから、政令指定都市すげえなと思った。そして、そう思うと、東京、大阪、名古屋という三大都市圏の中心部の規模が数的に感じられて、なんだか驚いた。

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 ちょうど夕暮れどきに、湖岸を散策。絵画的世界。家族連れで釣りに来ている人々が、淡くモノクロームになりながら美しさを描いていた。関西に住んでしばらく経つが、そろそろ都市部に棲む理由がなくなってきている。もちろん、仕事の都合上、今後しばらくは関西か関東に住まざるを得ないわけだが。いつか、安定した仕事を得て家庭などを築くという夢物語が成立するならば、滋賀県のような美しい地方で静かに暮らしたいものである。窓の外を流れて行く淡いグラデーションにそんなことを思った。

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 帰り道、今度は別の山道を取って京都へ。京都の道のおもしろさというのは、それぞれが歴史的背景を背負っていることだ。それは、道路として整備される以前の街路なり路地の概念がまだ前提されているということを意味する。端的にいえば、路駐の非道さはたまったもんではないが、それを許容する物理的事情の奥に、自動車道路以前の人と物が交流する「場」としての道の名残が、京都には残っているように思う。ただの読み込みだろうけど。

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 帰宅後、夕食は焼肉へ。タイから来た友人にかこつけて、肉を食べる。僕は飲まないので、帰りは運転した。博士、社会人、院生、学生、おっさん×2(僕と友人)で肉を食べる。同居人社会人が常連なので、ごはんのお代わりを彼が頼むと、店主のおっちゃんは、明らかに別の客に持って行く白飯を、そのまま僕らのテーブルに置いた。ちょっと、あり得なくて笑ってしまった。

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 もっとも、店の料金体系も意味不明で、2990円で食べ放題なのだが、プラス10円で飲み放題になる。店主のおっちゃんと同居人社会人の関係も凄くて、僕らが入ったら既に用意されているテーブルが一つ。明らかに別の客の予約席だったが、そこに通されて、一言。「今日は飲むね?」で、ビールと肉が出てきた。常連文化の街、すげえ。ということで、飯を食い、ほどよく疲れ帰宅。琵琶湖が美しい一日だった。