どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:境界の彼方、モスク巡り、雨音

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3月16日 月曜日 曇りのち雨

 昨晩、訃報を受けての衝撃か、あまり眠れなかった。曇っている。朝食を食べて外出。今日は、一昨日から公開されている劇場版 境界の彼方を見にいく予定にしている。とりあえず起きて、間に合うように新宿へ。少し時間があったので、初ルノアール。入ったことなかったが、珈琲よりも後から出てくるお茶の方が美味しいかもと思ってしまった。

 境界の彼方 過去編は素晴らしかった。平沢唯にゃんが最近はお隠れになって久しいが、その頃、栗山未来ちゃんに出会ったときの衝撃は忘れられない。王道展開ではあるが、故に、安心して見ることの出来る作品である。総集編的編集ではあったが、新たに追加された場面も多かったのだろう、大変に良い出来であり、あぁ、境界の彼方ってこういう作品だったと思い出した。個人的には、冒頭部分のテレビ版OPの映像を挟みつつ、電車音を鳴らすという演出は良かったし、未来たその瞬き、また戦闘シーンなど非常に良かった。僕も何か能力に目覚めないかな(錯乱)嗚呼、栗山未来たその眼鏡になりたい。


 映画の後は、近所で沖縄料理の定食屋を見つけたので、そこで昼を食べた。ごはんがじゅーしーだったのは嬉しい誤算だったが、ゴーヤーは中々美味しかった。あとアーサーはたくさん入っていた。全体的に塩辛いが、南国料理は足が速いので揚げるか塩を振るしかないのである。

 三時、アルタ前にて友人のイスラム教徒に会う。ついでなので、僕の上司であり友人でもある編集と東京に帰った元同居人の学生氏に出て来てもらった。イスラム教徒の彼は、最近はイスラム国などの関係で取材や問い合わせが殺到しているらしく、僕との面会の前にも、日経新聞と会っていたそうだ。イスラムの友人が好意で日経の記者を僕に紹介してくれたが、名刺を頂戴するのも少々恐縮である。犯罪や冤罪などで紙面を騒がせないこと、それだけが僕の願いだ。

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 当初、イスラムの友人の提案ではハラール料理をご馳走してくれるとのことだったが、僕に所要あり午後から会うことになったので、歩いていける範囲にある礼拝所を案内してくれるとのこと。東京モスク巡り、歌舞伎町のラブホ街の路地裏、新大久保のコリアン・タウンとムスリムのハラール商店街、パキスタン人の礼拝所などを案内してもらった。東京の罪の底ともいえる新宿という街の路地裏に、一見すると落書きに見えるアラビア語の汚い木板が置いてあり、それがモスクへの案内となっている。

 企業でもない出稼ぎの外国人に対して場所を貸してくれるのは、借主を問わない物件だけになる。従って、パキスタン人の礼拝所の入っているビルは風俗だらけだった。また気まぐれに閉まってしまうハラール料理店の隣は、謎の18禁店舗である。敬虔なムスリムは左へ、性の発散を求める男が右へ。凄まじい対照だと思う。

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 一通り案内していただき、ハラール商店でナツメグのお土産まで買って頂いてしまい、出版社が多く集う街のデニーズへ。約一か月ぶりに会う学生氏にはお変わりなく何よりだった。5時半、友人のイスラム教徒への取材のために、今度はNHKの社会部が来た。友人に土産で渡した同人誌を学生氏に見せたくて、取材の邪魔をしてしまったのは、ちょっと反省している。が、ぜひ主要大手メディアの皆さんには、こういう普通のまともなムスリムを取材して、さながらイスラム・ヘイトのような様相を呈している今の状況を改善して頂きたい。世界18億人といわれるイスラム教徒の9割以上は、平和を愛する良い人々であろう。殴り合うことになる前に、何か共存できる道を模索できるはずだ。

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 夜7時前。ムスリムの友人、編集、学生氏に御礼を言って別件のため移動。東京で、この駅で夜に外に出ると雨が降っている印象があるのだが、今度は別の友人と食事である。再び新宿に戻り、待ち合わせ。場所がなく、初の大戸屋である。彼は来月結婚する。ぜひ末永く幸せに爆発して頂きたい。

 夜10時、雨の中、帰宅したので、足をかばいながら銭湯へ。やっと明日には帰れる。東京は広くて人が多くて、おもしろくはあるが、僕は東京の人間ではないんだなということを思った。荷造りを済ませて就寝。雨の音が聞こえていた。