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どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:明石大橋、吉野川SA、高知到着

宗教・歴史 諸探訪 高知巡礼

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3月29日 日曜日 雨のち曇り

 朝、同居人たちの教会へ。毎度のことながら思うが、教会で自己紹介させられるのが嫌だ。そもそも名前書かないと入れない施設って企業なり研究所じゃあるまいし、びびる。コンビニや寺社を見習ってくれたまえよ、教会くん。が、そこは所詮ヨソ者なので文句を垂れても仕方ない。でも、誰かの匿名性を守れない教会って、結局、ハードル高すぎると思うんだよなぁ。もちろんネットでも名前を登録するかもしれないが、全部捨てアドに出来るし。最初から氏名、住所、職業とか書かせるのはいかがなものか。

 受難週ということで、十字架の話。いつも思うことだが、プロテスタントにおける聖書と伝統の切り貼りは恣意的だなという印象。体系化・歴史化を拒否すること、ある意味では時空の泡沫であることに積極的という感じ。中途半端な僕が言うのも何だけど。

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 雨降る中、そそくさと教会を出て、出発。ガソリンを満タンにし、高速へ。一度、吹田SAにて昼食。あとはひたすら南西方向へ。そして、トンネルを抜けると明石海峡大橋でした。

 明石大橋を車で通るのは地味に初めてのことであり、ということは淡路島上陸も初だったのを日記を書きながら思い出す。瀬戸大橋もそうだが、巨大な建築物というのはおもしろい。パシフィック・リム的おもしろさ。どうでもいいが、この映画、もう一度映画館でやるなら、見に行きたい。

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 淡路島に到着し、北端にあるSAへ。普段意識したことはなかったが、淡路島の視点から見ると、神戸を入口とした関西が近い。なるほど、阪神淡路大震災といったが淡路島もまた関西なのか、と思う。その土地に立たないと見えない構造や景色だな。大阪、神戸、京都、関西の中心を形成するどの都市にいても、淡路島の視点は得られない。前々から、なぜ淡路島や徳島が方言的に関西圏なのか不思議に思っていたが、納得した。海峡を隔てた先に広がる都市の存在感と海風に吹かれる自分たち。昔から皆そう思ってきたのだろうか。

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 観覧車などもあり、家族連れが多い。また見晴らしの良いところにスタバなんぞもあり長蛇の列。いつも思うが、この珈琲は並んで買うほどのものではないように思う。他にない時は仕方ないけど。

 もしかしたら博士あたりが観覧車に乗るとか言い出すかと思ったが、そのようなことはなく、無事に出発。男三人で観覧車に乗るというのは、なんというか、目を背けたくなるような絵である。さながらキリストの十字架のような地獄絵図。受難週である。

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 淡路島に入ってからは、渋滞に巻き込まれることなく、車はどんどん進んだ。運転好きな博士がずっと走ってくれたのだが、途中、僕も院生氏も寝てしまった。起きてみると、徳島の街並みが見える。畏友、課程博士氏を輩出した土地でもあり、お世話になっているご夫妻の出身地でもある。

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 街を過ぎて大きな川沿いを行くと、陽が暮れてきた。博士いわく、しばらく前に、パトカーが先頭を走っており少々遅れたとのこと。が、その御蔭で、山々が淡いグラデーションを描くのをみれたのは幸いである。

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 暗くなる中、吉野川SAに到着。四万十川には子供の頃にいったことがあるのだが、吉野川は初めてなのかもしれない。四国のゆるキャラの小さなヌイグルミ鍵ホルダーを買った。あと珈琲。桃源郷というにふさわしい色合いで、地方の山間の資源の豊かさを思った。不便だろうけど、静養するにはよさそうだ。温泉もあるし。

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 予定よりも大幅に遅れて、夜8時に高知へ到着。司祭館には、すでに新聞記者の友人も到着していた。行きがけにカバンに服を詰めるのが面倒なので、洗濯かごに服をたたみ、その上にモノを入れて車に積んできたのだが、記者の友人に言われた。

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 「なぜ上九一色のサティアンがあんなに雑然としてるのか不思議だったけど、いま分かった。男だけのシェアハウスとかしてると、そうなるのね。」確かに、博士にいたっては市の指定ゴミ袋に服をつめて持ってきている。内心、いや、でも僕はシェアハウスの掃除がんばってるんだけど......と思ったが、いたしかたなし。ちなみに、元同居人たちがシェアハウスを訪ねたとき「同じ家とは思えない」という程度には回復している。お世辞でないと信じたい。

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 食事の準備が始まったので、僕は先に聖堂に入り跪拝。ちょうど一年間にここを訪ねたことを思い出す。明日からは晴れると聞いていたが、南国の温かい夜風が巡礼の予感をささやく。一人で祈ったあと、司祭に頼み、皆をお御堂=聖堂案内してもらった。そして遅めの夕餉。新聞記者の友人にお土産にと本を渡したら、希少本だったらしく、喜んでくれた。記憶違いでなければ、地元の古本屋で数百円で買った覚えがあるのだが、何にせよ価値の分かる人が持っていてくれることのほうが、作者も訳者も制作にかかわった人々の思いだろう。非常に楽しい夕餉となった。

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