どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:雨、沖縄、ニュース

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7月16日 木曜日 雨

 今日は個人的にはもともと休みだ。台風がなんとかしてくれると信じていた。とはいえ、朝起きてみると大して雨も降っていなかった。ニュースによれば、まだ高知あたりらしい。午前中、高知の友人司祭と少し話す。話していると毎月2億売らなくてはならないという証券マンの人が、彼を訪ねて珈琲を飲みにきた。毎月2億ってやばいな…。世の中、金のあるところにはあるんだな。今日から院生の義務である演習がなかったので、連休を利用して実家に帰るか、どこかへ行こうと思っていたが、この天気だと無理だ。そういう予定だったのだろう。

 昨晩、遅くまで、先の発表内容の誤字脱字を修正して質疑応答も加えた。関連する先生方に送信。遅寝遅起になっているのはよくない。うとうとしながら、台風情報をみたり冥王星に氷の山脈が見つかったとかいうニュースをみた。やはりタブレットがあるのは便利だ。

 一日ゆっくり過ごそうかと思っていたが、午後、バイト先よりデザイン組みした原稿が届いたので校正と修正。来月に出る雑誌のカラー特集記事と最後の新連載4回目のコラムを僕が担当することになっている。今までペンネームで書いてきたが、なんとなく禊の意味も込めてというか、気分が変わって実名で書くことにした。セカイと向き合うのも悪くないだろう。そういうもんなのだ。

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 一つの原稿は、沖縄について書いている。元々海が好きで、マスターキートンとB.B.フィッシュの影響から海洋考古学者になろうと中学生の頃に思った。高校のとき、初めて訪れた沖縄で、慶良間・渡嘉敷の海でみた海中の泡に重なった海の青と空の蒼は、夏の色として僕の網膜を灼いて離れない。あの頃から20年近く経って、もう数えてはいないが何度も沖縄を訪れた。去年は住んでみようと少し試したりもした。何の因果か縁か、はたまた神の導きか、この島嶼国家の南端で得た関係や景色が雑誌の表紙と冒頭を飾る。

B.B.フィッシュ 7

B.B.フィッシュ 7

 

  30代半ばなので加齢の重力は感じざるを得ないが、その重力に引きつけられてバラバラな過去や出来事が、一つの形を得ることがあるんだなと思った。二十歳のころ、物を書きたいと思っていた。少し書いてみて、今の自分には何もないので書けないと思った。しかし、いま生活の糧を得るような段階ではないが、趣味としては喜ばしい程度に、ことばを置くことで飲み代程度は稼いでいる。不思議なこともあるもんだと思う。

 夜、新安保法案の可決と芥川症のニュースをみた。後者については興味ないので分からない。前者については賛否両論渦巻く中、どういう立場をとれば良いのか考えさせられる。個人的な結論としては、いまの生活を続けたいだけなのだが。つか、善悪は別にして、単なる法的手続きとしては改憲後にいまの方向に持って行った方が筋道が良かったんではないか。阿呆学部を出た身としては、ぼんやりそんなことを思った。夜、風が強くなり、外が騒がしくなってきた。