どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:寝不足、沖縄の友人、発表×2

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7月22日 水曜日 雨

 昨晩、発表原稿が完成したのは良いが珈琲のせいか眠れず、朝5時前まで布団の中で悶々としていた。9時起きて動き出すも寝不足で吐き気がする。が、昨晩遅くに沖縄で研究員として働くメリケン乱流博士が学会でうちの大学に来ているとかという連絡があったので、会いにいく。当初、教授と彼の同僚まで含めての昼食と言っていたが、結果的に友人と二人になった。京都駅から地下鉄で、隣の大学最寄駅まで来てもらい車で彼を拾い、自宅にてあり合わせで素麺。とにかく会えて良かった。

 午後、くたくたではあったが、件の発表のため演習へ。発表そのものに関して、教授は「別段付け加えることはないですね」と言ったので、まあ及第点だったのだろう。良かった。今回、扱った範囲で出てきたので、面白かったのは、汪兆銘である。汪精衛って誰だろうかと思っていたら、彼だった。だいたい、あの時代らへんの文章の精読だったが、特に笑ってしまったのは、精動である。こんな時代もあったんだが、この状況は今でも変わらないんだと思うと笑ってしまう。名もなき人々の膨張した権力への揶揄と皮肉の秀逸なセンス、それを介せない知識人という構図は興味深かった。

国民精神総動員 - Wikipedia

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 日中/太平洋戦争長期戦・物資不足・戦意昂揚への標語

「欲しがりません勝つまでは」「ぜいたくは敵だ!」「日本人ならぜいたくは出来ない筈だ!」「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」「遂げよ聖戦 興せよ東亜」「進め一億火の玉だ」「聖戦だ 己れ殺して 国生かせ」「石油の一滴、血の一滴(ガソリンの一滴は血の一滴)」「全てを戦争へ」「日の丸弁当」「パーマネントはやめましょう」

※ 戦時標語に対する皮肉と風刺

「ぜいたくは素敵だ!」「足らぬ足らぬは夫が足らぬ」

 五限目、今日が最後のクラスとなる宗教多元主義の概論である。こちらは出席者一人一人が最初に感想を述べた。倫理学を研究するD1の見るからに優秀そうなイケメン君がいるのだが、的を得たコメントで何より。さて、今日は早めに終わりかと思いきや、教授より指名され口頭で発表するようにと言われた。単位の付け方を迷っていたらしく、何か発表するか書いて出せという話だった。

 感想を言うだけで良いのかと思っていたが、一応、ぼんやりした頭でアウトラインは考えていたので、旧約聖書の記述から多元主義的な方向性=包摂主義への可能性を擁護してみた。前提が足りなさ過ぎるので、他の研究室や学部生の皆さんに伝わったのか分からないが、楽しんでもらえたなら良かった。

 授業後、学内食堂で何人かと先生のおごりで食べた。気持ちよく笑う韓国人である。バジルソースがちょっと白すぎる気がしたが、鮭のムニエルなので、そういうものなのかもしれない。帰宅したら本が届いていた。以上、残すは期末レポートという名前の小論二本である。