どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:グラゴル語、コスモス、鳥貴族モルツ

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9月27日 日曜日 曇り

 教会へ。引越して一年を経たので友人牧師の教会に転籍した。人生は神から与えられた舞台説というのを興味深く聞いた。転籍したこともあって、牧師の要請もあり、昼食のうどんに付き合った。が、やはりお年寄りが多いので、中々対応に困ってしまう。

 話しかけて下さるのは良いのだが、話は合わないし、合わせるのも難しい。結局「えぇ、まあ、はい、そうですね、ありがとうございます」みたいなことにしかならない。微妙な時間である。

 たまに突っ込んで話を聞いてくる人もいるが、結婚してるのか、とか云々。いや、僕が既婚か否かあんたに関係ないでしょうよ。未婚の場合、離婚してる場合とかいくらでもあるじゃん。ちょっと引くわ…。

 また僕が現在所属している研究室についてもなんだかんだ聞かれる。いや、あなたが知らないだけで日夜色んなことが起きてて、日進月歩なんすよ、たぶん。なかなか辛い時間だった。

 で、ゲンナリしてきた頃に、いま僕が通う学校で教員をしていたという人に会った。ついこの間、退職したらしい。

ご老人「私、Sと申します」

ワイ「!?ついに、名前名乗れる人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」

 聞けば言語学出身、某中世分野の権威だとのこと。気持ち的に、暗雲たちこめ嵐吹き大地割れ、風叫び海鳴る日曜の午後、ついに福音がきた。Sさんと僕の間には、どうやら共通の知人もいるらしく、それなりに楽しく話せた。意味不明な人間関係が苦手な僕に、砂漠のオアシスの如くSさんとの時間があったのは本当に幸いだった。伺うと著書があるわけではなく、多数の論文しかないとのこと。CiNiiとか漁れば出てくるんだろう。あとで読む。にしても、話の中で出てきたグラゴル語って何なんすか、グラコロなら知ってるんですけど。でも新しいことを知るのは楽しいことだ。

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 Sさんと話し終えて駐車場にでると、フェンス脇にピンクのコスモスが咲いていて、大きな蝶が停まっていた。でも、僕の砂利を踏む音で逃げてしまった。近づきすぎたのかもしれない。自分と蝶の繊細さ、距離感に親近感を抱きつつ、僕は原付のエンジンボタンを押した。

 夕方、歩くついでに西洋古典君を誘った。夕食はまだというので鳥貴族へ。居酒屋へ来るたびに思うが、異世界居酒屋のぶ四巻が期待される。早く出ないかな…。西洋古典君とは相変わらず楽しく、かつ学べる話となった。東地中海世界の重要さ、永遠の都ローマの凄さ、イスイス団であれ何であれファンダにファナる原理主義の構造問題とかについて話した。しかし、日本が稲作とか始めた頃には、ローマでは上下水道完備した都市国家が成立していた。自動車、ネット、石油に象徴される移動手段、通信手段、エネルギー効率以外、二千年前のギリシャ・ローマ文明は今とさほど変わらないことを考えると、恐ろしい文明である。

 モルツと焼鳥があったらしく、飲みまくって、ちょっとふらつく西洋古典君と歩きながら帰った。9月ももうすぐ終わりである。鳥貴族モルツ、なんか語感がよい。