9月30日 水曜日 晴れ時々曇
朝起きると涼しいことに気付く。そして編集より昨晩僕が間違ったファイルを提出したことを知らされ、少しひやっとなる。印刷は明朝、間に合えばいいのだが…。
起きるのがちょっと遅くなったので朝は食べず、早めの昼飯へ。近所でイカ天でも買ってソバでも食べようかと思ったが、面倒になったので、すき屋へ院生氏といった。よく分からないが、また牛丼は安くなったのだろうか。290円とかビビる。
食後、ニュースを流しみていたら蛍光発色する亀が発見されたとのこと。火星に液体の水の可能性もあるとかで、最近は楽しいニュースが多い。人間には未知の世界と自然が広がっている。やっぱり恐竜とか生き残ってないかなと願わずにはおれまい。
読書の休憩がてら、漫画のんのんばあとオレを読んだ。最近では、のんのん日和のほうが有名なわけだが、こちらの作品は非常に良い。始めてみたのはいつだったか、とにかくNHKのテレビドラマでみた。水木しげるへの批判などもあるらしいが、よく分からない。ただ漫画家なので、作品が面白いか否かなように思う。ということで、以下おすすめ。
夜、先日いったばかりの鳥貴族へ再び行くことになった。米国より院生氏が戻り、彼の願いもあって課程博士氏、農学部くんを連れて鳥貴族セカンド。話題は、修論とは別に僕のタスクというか金稼ぎに関わる内容だったりと、なかなか面白い時間になった。にしても院生氏、酒のむと喋る。
帰り道、歩きながら「月はキレイでビールは美味しいし…明日から学校か…(白目)」と院生氏。彼の説によると、明日起きたらまた8月1日らしい。これはアカンやつである。どうでもいいが、最近、鈴木大拙の本の一節が気に入っている。以下に引用しておく。
恋愛の悲劇は人間を宗教に追い込む一つの契機となるのだが、これには成熟した頭脳がなくてはならぬ。人間は何かに不平・失望・苦悶などということに際会すると、宗教にまで進み得ない場合には、酒にしたるものである。酒は中毒的に、生理的に、生命の肯定面を一時強調する。
ある意味で酒に宗教味がある。(日本的霊性 p.47)
なるほど、言い得て妙というか。しかし、この物言いでは全国の人文学系大学院は全否定されたのではないか。笑ってしまった。
あと農学部くんの進路が決まったと聞いた。元々、来年3月末までなわけだが、彼は自らの希望通り、アフリカで農業関係の仕事に就くために、その布石として青年海外協力隊での派遣が決まったとのこと。苦労人だと聞いているし、一番若いので彼の本日の飲み代は、僕と院生氏の奢りとなった。あと、父親の友人の上から数えた方が早い官僚の電話番号と名前を農学部くんに渡しておこうと思った。何か危急のときに役に立つかもしれない。外はすっかり肌寒く、明日から10月である。