どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:火曜日、鳥貴族、願いの向こう側

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10月20日 火曜日 ちょっと曇りのち晴れ

 朝、9時頃に学校到着。昨晩できなかった古典語翻訳課題を半分片付ける。教授のクラス、古典語クラスとも出たけれど、ちょっと疲れている。帰り道、30分ほど古典語の教授とマクドで話した。

 夜、国内通販最大手の黒船で働く友人と鳥貴族にて会った。イタリアンが好きで、誕生日が同じで同い年の友人なのだが、彼が行きたいと言っていた店は予約満席で断念。僕が留年し呆けていた頃、彼はいわゆる上場企業のやり手若手社員だった。当時、ちょっとパスタ食いにイタリア行ってくると言った彼の発言には笑ってしまった。どうでもいいが、鳥貴族の新メニュー、山形だしのはもっと量多くしてほしいな。あれだったら山形だしだけにして量を三倍にしてほしい。

 さて、その彼も、いまは30代なかば妻と三児の父親である。鳥貴族を出た横にあった珈琲屋で話したのだが「あぁ~、カフェで静かに話すとか最高やな…」と言っていた。子供がいると難しいかと聞くと「難しいどころか別世界やで」とのこと。oh... まあ、何かを得ることは何かを犠牲にするという当然のことであるが、いやはや。家庭持ちと独身では本当に別世界なのだろう。

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 本国ではブラックとして叩かれているポチれば届くあの企業の倉庫内実態の話やサンパウロへの出張を断った話などを聞きつつ、しかし、同じ年、同じ誕生日で、僕と彼の間にある差を思った。なんというか、何と言うかである。彼とは、僕が関西に出て来て以来の関係で、彼の実家と僕の下宿が隣駅だった。一浪のくせに留年して呆ける毎日な僕と社会人の最初の数年で出来る新人であるが故にウップン溜まる彼は、趣味仲間としてよく会っていた。

 あの頃、彼は結婚したいと言い、僕は進学したいと思っていた。10年くらいを経て、願いの向こう側にいるわけだ。互いに思ってもみなかったことになっているが、互いに悪くないのかもしれない。願いのすべてを越えて、ただ、こうなった。

 秋めいてきた御所周りの道は暖かった一日の後でも冷えるようで、原付に乗るには少しずつ厳しい時期になっていた。