10月31日 土曜日 快晴
朝8時頃に家を出て関空へ。一日休めば連休という日程だが、思っていたよりは電車も街も空いている。行きがけ、僕が席を探しているのを察してか、最初の乗り換えまでにスポーツをやっているであろう男子高校生がさっと立ちあがって譲ってくれた。次で降りるのかと思ったら、同じ駅で降りたので彼の親切だったようだ。ついに、そんな年寄りに見えるようになったか。まあ肥満のオッサンが辛そうに見えたのかもしれない。
順調に電車を乗り継ぎ、行きがけに読書。この本は本当に面白い。無事に到着し待ち人に会う。が、僕が帽子を落としてしまい、約一時間ほど二つのターミナルをぐるぐる回る羽目になった。要人なのに待たせてしまって申し訳ない。届け出の際、特徴やサインについて語るも書かれてる古代語を読める人がいるとも思えないので、何とも言えなかった。が、警官にバス会社に聞いてみたらどうかといわれてバス停で尋ねると見つかった。空港カウンターと警察の人に見つかりましたと報告謝意を述べて出発。第三セクターで破綻した背の高いビルの横を通り過ぎてラピートに乗り難波へ。この電車は見た目がおもしろいなといつも思う。撮り鉄でなくとも写真を撮りたくなる。
本日はハロウィンであり宗教改革記念日であるので、とりあえず行きつけのお屋敷へ。ゾンビっぽいオムライスを頼んだら、ざっくりしたのが出てきて笑ってしまった。確かにゾンビのざっくり人間である感じが出ていてよい。味は卵をたっぷり使っているし美味しい。
その後、日本橋なんば界隈をご案内。ボークスの最上階で展示が行われており、ナウシカがあったりして面白かった。またドラえもん怖いし、アイアンマンの等身大はうれしい。
梅田にて荷物を預けた後、高山植物的要人なので予約していた前回接待に同伴した店へ。あまり詳しくはないが美味しかったし、賞を取りまくっているらしい酒蔵でもあり、宮内庁やらノーベル賞の授賞式にて提供される日本酒を堪能して頂いた。美味しかったみたいで何よりである。
週末の夜ということで、人も多かったが次に関西の夜景にご案内。最近、関西のホテルはどこも中国人の富裕層？によって埋まっているというのをリアルに感じられる程度に、そこら中、中国語が飛び交っている。が、人口比を考えれば当たり前で、いまや人類の2割以上が彼らであるならば、犬も歩けば棒にあたり街を歩けば中国人である。
個人的に、観光客が来て金を落としていくのは歓迎すべきだと思うし、そもそもアジアの超大国・先進国というのは、歴史的にはいつも中国だった。この百年ほど、日本は運が良かっただけである。そういう意味では、中国の人が多い景色こそが「東アジアのかたち」であることは、歴史的には至極平均的で当たり前の光景として目前に浮かびあがって来ているのかもしれない。どうでもいいけど、通りがかりにみたキグルミで思い出した。ted２を見ていない。まだやってるんだろうか。梅田の夜は明るい。そんなことを思う初日の夜だった。
