12月2日 水曜日 晴れ
朝起きるのが遅かったので、昼食は久しぶりの定食屋へ院生氏と。ここの日替わり定食は850円と高いのだが、旨い。授業まで時間もあまりないので、ささっと食べて院生氏に野口さんを渡して出た。昨日気づいたがTAのバイト代の他に謎の千円が振り込まれている。謎なので問い合わせても事務は分からないとのこと。仕方ないので授業前に郵便局へ問い合わせに行ったが、郵便局でも通帳に表れている以上の内容は分からないそうだ。千円とはいえ大学を騙る何者かからの入金とか怖い。罰ゲームかよ…。
午後、授業。ちょっと遅れてしまったが、無事に着席。やっと近代を理解するための基礎的蓄積がついてきた気がする。ザインかレーベンか問題。なるほど。
授業後、北陸より知人が来ているとのことで、ざっと構内をご案内。あと50年もあれば消えてしまうであろう文化遺産的通路、エジプト的ビール、博物館を歩いた。非常に簡略ではあるが、そんなに悪くない観光になったのではないか。ご満足頂いたようで何よりである。エジプト的ビールのノンアルは中々美味しい。もっともアルコールという主たる成分が入ってないから駄目だという人も多いだろうが、個人的にはノンアルが旨いのだ。
明後日が最終日の映画があるので急いで上映館へ。サブエイで資料を読んだ。後期発表は修論構想の提出に留まる感じだな。序論の素案が書ければ良い感じか。問いを立て、なぜその問いが必要なのか、つまり問いの適切性と理由を述べ、方法と範囲を確定。研究の目的を述べ、それにふさわしい主題を選び視点を確立して、初めて本論に入れる。あと一週間だが間に合うか。
伊藤計劃原作、アニメ映画ハーモニーは未読ながら楽しめる内容だった。虐殺器官を読み、屍者の帝国を見てのハーモニー。なるほど、この人が描きたい方向性とか主題がなんとなく浮かび上がってくる。しかし、グロリアインエクセルシスは別にそこで使わなくていいんじゃないか、と思った。
南ア出身・カナダ在住で、第９地区、イリジウム、チャッピーの監督であるニール・ブロムカンプの映画も、続けてみると、なるほど、こういう方向性なのかと思ったが、一人の作家の作品を追いかけるとこういう文脈みたいのが見えてくるのか。興味深い。
帰りながら映画の余波でなんとも言えない気持ちになった。帰宅後、税理士の卵氏のメールを熟読した上で、確認事項のために彼と電話。収入がなかろうと生きていることは税金やら時間やら何やらを支払うことである。今月下旬に上洛するらしいので、その際に御礼せねば (・ω・´) 寝る前にアニメ作監の人のラジオを聞いた。
