1月6日 水曜日 曇り
午前中、在米時のバスクの友人と話すはずだったが、時間差で会えず。明日に持ち越しとなった。あと所要あって著作権の公益法人に問い合わせ。疑問がクリアになり良かった。
午後、身支度し授業へ。近代が一貫したテーマなのだが、今回はフォイエルバッハ、マルクス、ニーチェの宗教批判について。前二者は外部から批判し、ニーチェは内部から批判した。フォイエルバッハの発言「神は人間の鏡である」「神学の秘密は人間学である」というのはあまりにも有名であるし、その議論はカント、シュライアマハーに遡及される。つまり、カルヴァンのように神から人へ、ではなく人から神へと人間を問う方向性である。もちろん相補的であることには違いないのだが。
個人的に良かったのは、マルクス、ジジェク、リクールが一つの線でつながったこと。またマルクス研究が1960年代以降、日本では停滞しているという話。思想研究の多くが、割にこういう状況なのかもしれない。考えさせられる。それと1960年代の宗教学において言われた世俗化論。宗教は自然消滅するだろうと云われていたのに、結局いまや米国の理性蒸発系キリスト教やISなど宗教の話題に事欠かない。なんとも分からんもんである。ところでISといえば、どうしても拭えぬ印象がこちら。僕にとってISってのは、コレなんだけど、勝手に意味を変えないでほしい。
帰ろうとすると、以前、頼まれてつくった某研究会HPの謝礼として6,000円を頂戴した。支払うものがあったので、ちょうど良かった。神様ありがとうございます。
遅めの昼食を生協で。麻婆豆腐やらを食べた。どうでもいいが、今朝体重計にのったら減っていたので、この調子で進めていきたい。その後、4月よりの院生向けバイト募集が出ていたので、そこの建物を見に行った。悪くないが、どうかなぁ。それと微妙な張り紙を発見。まあ言わんとするところは分かるが、なんだかなぁ。
帰宅後、ブログの更新作業。来週末〆切りの原稿があるが、今週末までに出してしまいたい。しかし、学問であれバイト代であれ、本当に人には未来のことは分からないんだなと思った。