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にっき:カルトの定義、歩く、エチオピア正教

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Photos: Ethiopian Orthodox Church Paintings - Bernews.com : Bernews.com

2月23日 火曜日 晴れ

 昨晩、カルト問題について考えた。宗教と閉鎖的組織というのは混ぜるな危険2topである。カルトの定義は以下らしいが、多かれ少なかれ日本の小さな村社会的サークルのほとんどに当てはまるんではなかろうか。となると定義というのは、ある種のバーナム南無南無効果である(適当)今でもそうなのかは知らないが、十数年前には米国福音派がロシアやフランスでカルト認定を受けていたように思う。北朝鮮などは明らかにカルトだと思うがカルトが領土をもつと、それはカルトではなく主権国家となる。国家規模でカルトをやれば免罪というのは近代社会の哀しさか。

カルトの見分け方

  1. 真理はその組織に占有されており、その組織を通してのみ知ることができると主張する。
  2. 組織を通して与えられた情報や考え方に対しては、疑ってはならない。
  3. 自分の頭で考えることをしないように指導する。
  4. 世界を組織と外部とに二分する世界観を持つ。
  5. 白黒を常にはっきりさせる傾向が強い。
  6. 外部情報に対して強い警戒感を与え、信者の情報経路に様々な制限を加える。
  7. 信者に対して偏った情報、偽りの情報を提供することがしばしばある。
  8. 組織から離脱した人間からの情報に接することを禁じる。
  9. 家庭や社会との関わりで多くのトラブルを生じている。
  10. 社会からの迫害意識を持ち、それをかえってバネにする。
  11. 外部に対して正体を隠す傾向がある。
  12. 生活が細部にわたって規定される。
  13. 組織が信者の生活のすべてになっている。
  14. 共同体内部でのみ通用する言葉を多く持っている。
  15. 組織からの離脱について極度の恐怖心を与える。

  午後、歩きながら読書を再開。まだ寒い。エチオピア正教についての本を図書館に漁りに行った。授業を受けて以来、気になっていた箇所のコピーもできて満足。ゲエズ語とか語感的にロマンある。記事冒頭の写真はエチオピアの会堂写真。色彩鮮やかで力強く美しい。仏教でもイスラムでもそうだが、世界宗教には地域差や時代差が大きい。それらを含めた総体を以てナニナニ教というわけで、そういう全体性って重要だなと思う。夕食は、研究室帰りの院生氏と中華食べて帰宅。相変わらず辛い。でも中国人に言わせると、こんなのは日本人向けにアレンジしたお子様な味付けらしい。大陸人ぱねぇっす。

 帰宅後、編集に原稿について問い合わせるも爆死。無念である。万人受けする内容と僕がおもしろいと思う箇所の齟齬をプロ目線で聞けたのは成果といえようか。

 以下、カルトについておもしろかった本を二冊はっておく。当然ではあるがエチオピア正教がカルトだというつもりは全くない。一番下の本も図書館にあったので何十番目かに読みたい本としてリストアップされた。おもしろそう。

「カルト宗教」取材したらこうだった (宝島社新書)

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カルトの思い出

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エチオピアのキリスト教―思索の旅

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