どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

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にっき:ハルバ食べた、散髪、古代な一日

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3月29日 火曜日 晴れのち曇り

 朝、院生氏より学会の様子などを聞き、そのまま少し早目の昼で近所の牛丼屋へいった。その後、留学の語学準備のため講座申込へ行くという彼について鴨川らへんまで歩いた。毎日徒歩一時間計画である。最近は一時間半から二時間歩いているので、なかなか良い気がする。ゲーテ・インスティテュートに行くには少し早かったようで、途中、近所にイスラエル料理の店があり、すぐそこだというので見にいった。折しも日曜に伺った教授の友人が経営する喫茶店だ。

 ということで、僕はスパイスの効いたアラビック珈琲を頼んだ。同居人はマカビーという、ユダヤ人の心意気の象徴的王家マカバイの名を冠したビールを飲んでいた。マカバイ王家を中心とした中間時代はおもしろい。興味のある人は、旧約聖書続編に1と2が入っているので、誰でも日本語で読める。考えてみれば、この手の古代の文書が聖書であれ仏典であれ母国語で読めるって凄いことだな。あと、もう一つ、院生氏が頼んだのがハルヴァというゴマのお菓子。バングラデシュからモロッコまで広く食べられている味らしい。砂漠の菓子という感じだろうか。ミントと食べるとべらぼうに旨く驚いた。ところで出かけにぱっと手にとった帽子は、神聖四文字が書いてある帽子だ。問題ないだろうけど、イスラエル人の前で「神」と書きまくっている帽子をかぶるのも、ちょっとびびった。会計時に教授の学生です、と挨拶しようかと思ったが、帽子と自身のコミュ力不足もあり、普通に支払って店を出た。ただ、珈琲も美味しかったし、また来ても良い。

シュメル―人類最古の文明 (中公新書)

シュメル―人類最古の文明 (中公新書)

 

  その後、川端通りを南下してギョエテ・インスティテュートへ。ユダヤの神を名乗る帽子をかぶってドイツ語圏内にいくというのは、なんか迫害されそうだなと思った(適当)どんな場所かと思いきや、かなり洒落乙な感じ。黒を基調にした館内は、なんとなくドイツぽかった。読書しながら院生氏を待っても良いが、脂肪燃焼のためそのまま歩き続けて家を目指した。

 帰り道はシュメール文化についての基礎的知識を書いている新書を読んだ。 新学期のシラバスも公開されており、今期とる語学を考えているが、今度はせっかくなのでシュメール語をやろうかと思っている。楔形文字を読めるようになれば、ノアの洪水との比較とかがなんとなくでも出来るようになるのか、と思うと興味深い。日本語と同じ膠着語らしいから、意外に相性がいいかもしれないし。そう思って歩きながら読み、帰り道に散髪へ。毎度のことながら髪型を考えるのが苦手なので、思わず、一番長い丸刈りでと言った。理容師さんは、カチャッとバリカンを用意して僕の頭に逆モヒカンを形成していく。美容師って凄い技術だなぁと眺めていたら、スッキリした頭になっていた。にしても京都で丸刈りだと坊さんぽい。

 ということで、日曜日も含めて古代イスラエル、その先にあるシュメールに心躍らせる古代な一日だった。

楔形文字入門 (講談社学術文庫)

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