どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:提出期限開始

1月5日 木曜日 くもり

 10時半前に起床。昼までゆっくりし、13時より作業開始。残り一万字、字数ではなく精度の問題である。何気なく過ごす一日と、こういう頭を使い尽くすような時間とでは密度が違う。僕は実存主義者ではないけれど、彼らの云わんとするところが分かるような気がした。

 15時半、何も食べてないことに気付いて腹が減ったので、近所の喫茶店でハンバーグ定食。ラーメンを探したが、時間が悪く閉まっていた。白髭でめかしこんだ爺が、ひたすら店員に話しかけて、ちょっと煩かった。いわゆる純喫茶形式だから、そういうものなのかもしれないが、声がでかく話の内容が全部聞こえて、待つ間、本を読むのにも気が散った。一分と黙していられない様子に寂しいんだろうなぁと察してしまい、何か切ない。珈琲代を払わないと話を聞いてもらえないのか...。そう遠くない明日の我が身を思いつつも、僕はネットで駄弁るから問題ないかと思った。

 一瞬ぱらついた雨と冷たい曇り空に気分転換もできたので、作業に復帰。6時に一度休憩して作業に戻り、再び休憩したら9時前だった。次に一息ついて11時前。説明を加えたほうが良い点、章立てを変えるなどして3時前、ついにとりあえず完成。

 11月半ばまで、やる気がなかったし、その後、急に気分が変わり最良のものを提出しようと思ってから早一ヶ月半、ついにできた。終わったと思って、気分転換にアシタノツバサを聞いて期せずして涙ぐんだ。

 そう、2014年4月、沖縄の空で浮いた記憶だ。一度、手の届かなかったあの高さから見れば、どんな景色が見えるんだろう。次の機会はないと思って、また南風が味方して、他人よりも重い僕は上空200mで風をつかんだ。エンジンを切っても浮かんでいられる感覚、島の全景と立体図、水平線と藍く蒼い濃淡を描く海と空。帰り道、フェリーの波飛沫と風の強さに、ストライクウィチーズの心を知った。いま、あのとき漠然と憧れて、ぼんやりと行ってみようと思った座標まで来たのだ。古代語の「風」が持つ意味が、僕をここに連れてきた。

 朝4時半前、表紙、目次、文末脚注、参考文献とりあえず付けた。明日起きてから音読したら閉じて提出。事故ったり天災にあわねば、この二年の最大の課題が終わる。何かRedemptiveな気分。5時前、疲れて吐きそうなので就寝。Soli Deo gloria.