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どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:安息日の夜、物語、君看双眼色

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3月17日 金曜日 くもり

 8時前に起きたが眠い。二度寝後、ビン・缶ゴミを出して、そのままパンを買った。カレー粉をふったパンとバジルなんとかを買った。300円。贅沢な朝食である。

 午前中はブログ更新。午後、翻訳バイト。終わらん...。夕方、ユダヤ教の安息日を祝いに出発。途中、電車に乗りながらでもバイトをやろうとしたが西日もきつく場所もなく無理だった。無念。腹が減ったので、再びパンを買って食べた。一時間早めについたので、サンマルクに入り続き。翻訳の準備作業として日本語と英語を一文ずつ交互に配置。それだけで一時間かかった。が、これで効率が上がる。

 夕方が夕闇になる頃、先生の車で迎えに来て頂き、級友たちと雰囲気体験へ出発。エレブは「入る」だから、闇と光の混ざる夕闇時、ちょうど、この時間帯なんだとか。安息日「時間」の開始管理は自宅にいる女性の仕事らしく、ロウソクを灯した瞬間から「神のとき」が始まる。旦那衆は会堂へ子どもたちへ行き、奥さんは家で備える。そして家族や人々が集まって、安息日の歌を唱えて火を灯すそうな。

 葡萄酒をつぎ安息日の祈りを唱え、家長がパンを裂き塩を振って無言で皆に配り、無言で食べる。家長が手を洗い終わり着席し、食事の開始が歓びと共に告げられる。読書会の最後にふさわしい夜である。

 食卓では、級友たちの知られざる顔を伺った。とくに一人は、ドイツ、イタリア、オーストリアの修道院に数年間滞在し、祈りと研究に励んでいたが、今は帰国し医療福祉で働いているとのこと。すごい来歴だと思った。人に物語あり、という話であるが、さらに人には物語があることを知ることになった。

 先生の奥さんのご母堂、いわゆるお祖母ちゃんであるが、なんと川端康成のもとで気に入られて働いていたことがあるとのこと。当時の勤め人の七倍の給与をもらっていたにも関わらず、信仰を深めるために東京を離れた。その際、川端より芥川が駆け落ちの際に詠んだ「君看双眼色、不語似無憂(きみみよそうがんのいろ、かたらざればうれいなきににたり)」の句を送ってもらった。「よほど好きな人がいるのだろう、行きなさい、お元気で」という見送りのことばである。その後、結婚したお祖母ちゃん、葉書一枚で報告をしたら、巻物で返書があったとのこと。筆不精の川端には珍しいことであったようだ。

 ユダヤ教の安息日の祝いは、二人の人の物語を添えて、様々に楽しく思う夕があり朝があった。見よ、それは非常に良かった。

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