どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:梅雨入り、休み、『貧困と地域』読んだ

6月7日 水曜日 雨

 一日休みなので家で過ごした。雨が降っている。明日も雨かと思っていたら、どうやら梅雨入りしたらしい。なんと。風使いを読了。「大気に宿りし精霊達よ。風となりて我に力を与えよ。天使の名のもとに集い全てを悪しき存在より解き放て。理の姿へ還れ、霊覇天盡!」で東京が消滅したので笑ってしまった。

 雨中、Jeanne Lee - Sometimes I feel like a motherless childを聞いている。いわゆる黒人霊歌であるが、この力強い哀しみは極東の島国の雨季の始まりにも通底したものを思った。雨だし、先日買った白波瀬達也 著『貧困と地域 あいりん地区から見る高齢化と孤立死』中公新書を精読。初めて社会学者を信頼したかもしれない。「今後、日本は多死社会へと本格的に突入することになる」てのは予言だなぁ。「釜ヶ崎夏祭り」慰霊祭と大阪市の「無宗教式」の違いは示唆的。行政の限界、市井の可能性が見える筆致である。

 夜、ふと友人司祭との連絡の中で、プロテスタンディズムと徹底的格闘せずにはトレルチの描いた構図や第二バチカンの包摂主義に到達できないという指摘はその通りだと思った。結局、西洋コンプと憧憬から似非サクラメンタリズムになる。が、似非なので歴史と超越の均衡が取れない。これで日本のバルトと聖書学の需要・受容の形式は説明できそうな気がした。直観であるが。

貧困と地域 - あいりん地区から見る高齢化と孤立死 (中公新書)

貧困と地域 - あいりん地区から見る高齢化と孤立死 (中公新書)