6月10日 土曜日 晴れ
梅雨ということだが晴れている。お土産で、八橋の老舗西尾さんで夏らしい色合いのものを買ってお寺へ。午後、友人住職のお寺に関学の先生が来て自身の研究より、貧困と宗教の話をするというので聴講しにいった。非常に良い勉強となった。西成区あいりん地区の行方、そこが消滅したあとに残り薄く広がっていく貧困。まさしく「キモくて金のない可哀そうなおっさん」問題、すなわち3K問題への歴史的経緯と社会的動態についての話となった。会後、住職はお通夜へいくというので、残った人々でピザとビールを嗜んだ。楽しい時間であった。
宗教に留まらずあらゆることが多元化する社会における個人目線の合理性というのはシンプルな実利である。そういう当然のことを講師の話から学んだ。読んで本当に良かった本である。さて、なんだかんだとイベントが続いたが、とりあえず独立記念日の学内発表、また9月の学会発表に向けて、そろそろ研究をしっかりせねばならない。
貧困と地域 - あいりん地区から見る高齢化と孤立死 (中公新書)
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宗教の社会貢献を問い直す―ホームレス支援の現場から (関西学院大学研究叢書)
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