自由恋愛と非モテを巡る一寸の光すら射さぬ闇の思索に疲れ、人間の無常と愚鈍に茫然自失としていたが、外に出ればそこには藤色から藍色へと染まっていく黄昏の鴨川。一陣の清涼な風が頰を撫ぜ、僕は一刹那で心奪われた。 pic.twitter.com/r4iOavFudH
— 永觀堂雁琳(えいかんどうがんりん) (@ganrim_) 2017年6月26日
6月26日 月曜日 くもり
なんとなくバーガーキングを食べたくなったので隣室D3氏、非常勤講師氏を誘い三条まで行った。非常勤講師氏は、その後のイノダ本店にて連絡がついた。「近代」という超越なき世界における自己の鏡像理解としてのダンディズム、つまり「信念あるヤセ我慢」の話を聞いて、なるほどと思った。人類が鉄器の使用を始めたのちに国家制度を樹立し、それが普遍的宗教によって支えられるという思想史的段階が真であるならば、その普遍宗教が蒸発したあとの世界において、宗教と文化が分離する際に起きるのがダンディズムということになろうか。
珈琲屋にて近代批判としての本居、国学、篤胤の話をした。篤胤の新資料についての新書は読もうと思いつつ、まだ手を出していない。いい本らしいので気になっている。帰宅後、非常勤講師氏と「進撃の巨人」映画版をみたが、なかなか驚愕の出来であった。アニメ版の大ファンであるネット仲間がいるのでメールしてきいてみたところ、以下の感想がよく書けているとのこと。読んで思わず笑ってしまった。原作改変はまあ別メディアだから仕方ないにしても、確かに感想ヌシのいう通りである。
夜、7月からアニメも夏クールに突入するし、明日から一週間は発表準備フルスロットルなので「正解するカド」「ID‐ゼロ」を現状まで追いついた。カドは、このスケールの話を日本のアニメが描けることが素晴らしいし、本当に良かった。ID-ゼロに関しても王道アニメであり最高の余韻を残してくれた。エロマンガ先生は一話だけみたが、映像も新生クラリスによる音も良い。久しぶりにアニメを堪能して終わった際の爽快さ、喪失感と哀切さ交じりの余韻が来ている。そして今から夏になる感じもまた素晴らしい。たまらんち。おじさん論文も仕事も頑張っちゃうゾ^〜、と思った...(白目)