7月7日 金曜日 朝に大雨のち晴れ 七夕
朝、けっこう疲れていたのでゆっくり過ごした。午後、仕事先へ。あまりにも雨が降るので、駅前にあったスタバに入ったが、入った瞬間やんだ。勘弁してほしい。仕方ないので、そこでそのまま作業。
昨晩みたようになかなかのシャッター街であるが、駅前商店街はシャッターもありつつ面白い雰囲気。帰りによろうと思いつつ到着。仕事そのものは充実した良い内容となり満足。ただ御多分にもれず、どんな会議にもいる自分が何を質問したいか理解していないオッサンがいた。質問で挙手したのに5分以上は話して、最後「有難うございました」といった。いやいやいやいやw、質問ちゃうやん。口に煉瓦つめて踏みたい。時間もったいない。
僕も質問したかったので、何度か手をあげた。やっと当たり「一番後ろの男性の...」と言われて話そうとしたら、僕の前に座っていた巨躯のおばさんが質問し始めた。いや、男性だったんすかね...(白目) とまあ、総合的には良い仕事をした時間になったので満足し、これにてお役御免。週末なので、もう一泊して帰宅である。
とりあえず先の商店街を歩いてみて、南海ブックスという書店を発見。同好の士も多いようである。レジの方に、徳島土産のオススメなどを聞いた。かなり遅い昼飯をどこで食べようかと物色していたら、個人経営のバーガー屋を見つけた。まあいいかとそこへ入り、チーズバーガーを注文。
向かい側に座った一団が元マスコミ関係者のようで声が大きく話が聞こえてくる。どうやら自慢話のようであるが、地方での大手報道経験者の俺ツエエ感は異常。数年前の常識をドヤ顔で大きな看板と金額で語り、政権を叩くだけの、一線退いた老人の娯楽的ヨタ話だ。ジャーナリズムというのは、つねに最前線に身を置くからこそ意味をもつわけで一線を退くと、ただの人だ。
政治家になって民意を引き受けるほどの人脈もない。官僚になって行政に携われるほど優秀でもなく、学者になれるほど鋭い知性と視点を持ち得なかった老人の悲哀。中央政権を叩きながら、狭小な郷土愛ナショナリズムを発揮するというのは、悪くはないが、いかんとも。明日は我が身である。バーガー旨い。
店を出てホテルへ戻り、まだ時間があるので市内を一望できる眉山ロープウェーへと行ってみた。シャッター商店街ということばの重みを実感する徒歩15分。本当に閉まっていた。
ロープウェーで山頂からみた街は静かで美しく、色々なことをが去来した。その土地に住まなくては持ちえない、矜持が夜の青い底に光をともして揺らめいている。ピッツバーグや仙台で観た夜景を少し思い出した。
部屋に戻り、回線が悪いのでロビーにて作業。荷造りをして、明日に備えた。しかし、荷物を少なくしてきたのに、袋が一つ増えた。本を買うのは良くない。明日は美術館をみたら帰るのだ。