どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

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にっき:60年前の日本、停電、夏アニメ

7月17日 月曜日 曇り時々晴れ

 ネット仲間に会うため、いつもの喫茶店へ出た。途上、1957年、60年前の日本の描写を読んだ。今野圓輔『怪談 民俗学の立場から』である。

怪談―民俗学の立場から (中公文庫BIBLIO)

怪談―民俗学の立場から (中公文庫BIBLIO)

 

 …少なくとも大和民族に関するかぎり、教養は高く、科学も進歩しているにもかかわらず、毎年のように、夏になればいわゆる怪談なるものが流行し、映画、芝居、講談、落語にいたるまで、怪談の上演されない年はないのが現状である…このようなは八千万同胞身辺の未解決の問題にも近代科学のスポット・ライトはあてたいものである。

 …現在の地方の生活を考えてみれば、一般的にはこれほど交通が発達したとはいえ、日本全土の大部分を占める多くの村むらでは、汽車とも電車ともいたって縁が薄く、自動車さえもまだまだ珍しがられ、人びとは、飛行機の空飛ぶごとに、大して変ったものの飛んでいないことをよく承知の上ながら、やはり小手をかざして見上げ、または屋外に走り出るような生活にあけくれているのである。

 そこには機械の騒音もなく、一生一度も電話を使わぬ人の数は、どれほど多いかしれない。電灯も何十年か前までのランプに幾倍もあかるくないボンヤリとしか照さぬ弱いものであり、その電灯すら知らぬ村人は想像以上に日本には多い現状である。

 たった60年前、戦争終結から10年ほどのちの描写である。いまやネットワークが列島を多い、電話を使ったことがない人がいない時代であるが、その発展も、これから来る半世紀でどうなるのだろうか。歴史の波間に咲いた仇花のようなわが祖国を思うばかりである。

 京都で停電があったという報をきき驚いた。場所からしてウチも停電しておかしくないが何分大阪にいるので確認しようがない。ちょっと笑ってしまったのが劇場で映画を見ている途中に停電したというコメントである。最後の20分とか15分で停電したら、すごく嫌だな…。悪いが笑ってしまった。

 夜、メイドインアビス、異世界食堂の一話をみた。どちらもよくできている。夏アニメが始まっている。