どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

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にっき:寒い、Zashchitniki、ロシア的

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 1月27日 土曜日 晴れ

 11時半起床。明日はサークルのち労働なので、できれば雑用を片付けたいが動けずに一日が終わった。ちょっと疲れている。大阪では雪が積もったらしい。まだまだ寒い。少しずつよくなっているが咳がいまだ止まらない。出かけたい場所もあるのだが、大事をとって室内にいることにした。

 結局外に出ることなく夕方になった。仕方ないなと思ったので、夜のミサに出席。これで明日の朝ばたつくこともあるまい。その後、気まぐれで気になっていたロシア映画を観にいった。邦題または英訳は「ガーディアンズ」とのこと。原題を確認しても発音が分からない。

『クライム・スピード』で知られるサリク・アンドレアシアン監督の最新作。『ナイト・ウォッチ』シリーズや『オーガストウォーズ』など、独特のビジュアルセンスで評価を受けるロシアSF映画界が放つ、純正ロシア産スーパーヒーロー映画。獣化能力を持つ科学者アルスス、念動力を操る賢者レア、超音速の剣の達人ハン、擬態化する美女クセニアら4人超人戦士たちの姿を公開。劇中では、ソビエト連邦時代に遺伝子操作によって生み出された超人たちが、ロシア崩壊を目論む博士と超人部隊を倒すために立ち上がる姿が描かれる。

同作は本国版予告編が公開されると、クマ人間が機銃掃射を行うインパクト抜群の映像が注目を集め、各国メディアで「まさにロシア版『X-MEN』!(zeenews)」、「マーベルへの挑戦状だ!(quackreview.com)」との評価を得ている。

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  せっかくなのでと批評家の知人を誘ってみたが、観覧後、いろいろと話を聞けて面白かった。個人的には、マーベル作品の高精度なファンムービーのような印象を受けた。が、ハリウッドの爆発アクション&ハッピーエンド好きな僕には、少し意外だった展開もいくつか見えた。一つは、冒頭のアルメニア正教修道士の主人公が主の祈りを祈り終えたことにある。想像される展開としては、祈りの途中でドンガラガッシャン!と事が始まるのだろうけども、そうではなかった。最後まで祈り終えていた。それにまず驚いた。ちなみに字幕はプロテスタント訳を採用していたようである。ちなみにアルメニア正教は、カトリックでもギリシアやロシアの正教でもないので、そのあたり、少し詳しい人ならば、ちょっと面白いかもしれない。

 全編にわたり、特務機関の長たる美形女優が慈母のまなざしで各メンバーを見つめているのだが、これは現代ロシア人からソ連時代への思いを意味しているのだろうか。ラストの台詞は、ロシアだからこその味わいがあるようには思う。

 面白か否かという意味では、なんというか困ってしまう。明らかにマーベル・シリーズのパロディでありながらも、ハリウッド映画にはないロシア性のようなものが現われている。もっともロシア性とは何かがよく分からないので言いようもないのだが、別の文法で紡がれた作品であることは素人のぼくにも分かる。

 余談ながらロシアの魅力とは「やせ我慢」だと批評家氏が言ったので、あぁ、なるほどと思った。世界においては珍しい、ロシアにおける右翼と左翼の逆転など興味深い視点を知る時間であった。ロシアについては、ドストエフスキイを読んだことがある程度というのは、あまり褒められたものではないのかもしれない。教養が足りない。そういえばロシアはSF映画大国でもあるらしい。観たかった作品もあるので、少し追いかけてみたい。これを書きながら気付いたが、オーガスト戦争と同じ監督のようだ。ふむ。

 その後、提出の原稿を彼に渡し、変更部分についての意見を賜った。結論はよくなかったが、最後は削除しても良いとのことである。にしても外は寒い。

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