どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

時給560円、編集会議、承認欲求おっさん

5月10日 木曜日 晴れ

 10時くらいまで寝てのち、午前中に雑務を少し片付けた。資料として20kg近い書籍類をもってTAに向かい、無事に仕事を終えた。模範解答のつもりはないが、決して外れた解答にはなっていまい。院試を考えている留学生ほか諸君、現時点では実力が足りていない。果たして何とかなるだろうか。にしても、これで時給560円に下がった。

 夕方、6月に刊行する雑誌へ投稿した原稿の最終稿の編集会議のため出発。が、結局、編集の友人である研究者、さらに作家氏も加わっての会合となり、楽しい時間を過ごしたが、原稿作業は進まなかった。ところでMay10の日ということで、メイドの日らしいが、むしろ五月の土曜日では?という、あるメイドさんのツッコミもあり、なるほどと思った。何にせよ、くるくる回る二人のメイドさん、可愛い。メイド雇えるような大邸宅に住みたい人生だった。

 編集会議の中でアラン・ウォーカーなるyoutuberの音楽をきいたが、やばい。これ、完全に虐殺の文法ならぬ自殺の旋律、またはテロへの前奏曲やん...。なぜこんなものを作ったのか。劇場版エヴァンゲリオンを観たのと同じ感想を抱いた。こんなものを世に問うことは、ぼくとしては間違っていると言わざるを得ない。

 あと、仕事で書いた原稿にツイッターで誰かが吠えていると上司より連絡があった。昨今、この怨霊というかルサンチマン、生霊問題って大きいなと思う。その人の会社は以前取引もあったところなので、よく内情から人事まで、かなり微細に入るまで知っているが、たぶん色々うまく行かなくて、出世よりは窓際へと寄っている人なんだろうなぁと邪推してしまう。あまりに偏執的なので、その商品に関するプロなのかもしれないと思いもしたが、そうではない。通常その会社では、商品開発に携わることのできる人は、中央の研究機関に配属となる。古い体質のある会社だが、その分、人員と商品の質は担保されている。ぼくはその商品を一時期使っていたので、一定の敬意も持っている。

 だから、もし、その開発部にいる人ならば、何かしら批判に足る理由があるだろうと思ったが、どうも全く関係ないらしい。しかも、改めてその人の配属先を見ると、かなり遠くの、つまりさらに田舎の部署にいるようだった。

 満たせない色々なものがあるんだろうなぁと思うと、ただ哀しみが初夏の夕暮れに没む思いがした。きっと、本当は自分が、そこにいたかったのだろう。しかし、イチャモンの内容を見る限り、いわゆるクレーマー気質なようだし、歴史あるその会社の深く慎重な態度と歴代の知性には遥かに及ばないので、ただただ哀れに思えた。承認欲求をネットやSNSに求めず、家族と幸せを見つけられますようにと、深く祈るばかりである。

 なんというか、こういう人はネットをやめたほうが良いのではないか。妻子も仕事もある身であろう。満たせぬ承認欲求のために、ネットで小さな出版社の書評欄(販促記事)に噛みついても仕方ないのである。承認欲求モンスターと化したオッサンの除霊または討伐はどうすればよいのだろうか。

 夜、ドラムの話をみかけて、叩くの楽しいし大好きだったなと思い出した。かなり昔に音大生と半年ほどバンドをやった。歌、鍵盤が音大、ギターは専門、ベースはセミプロの構成で、素人のぼくがドラム。一番リズム感がないから大変だった。気持ちよくシンバルを叩いたら「いまのどういう意味?」とキレられたのは良い思い出である(白目)

 個人的に感動したドラムは、日本のバンドだと椎名林檎の東京事変「群青日和」で、ハイハットの使い方に文字通りシビれた。あとはJudy and Mary「クラッシック」スピッツ「チェリー」の足使い。

 外国だと、ケチャップのハインツ・ホールで観たピッツバーグ交響楽団の白人爺のスネアが、信じられないほどの技巧だった。その前に出てきた黒人ジャズトリオもやばかったのだが、それを遥かに凌駕する内容で、息するのを忘れるほどに素晴らしかった。打楽器といえばジャンべも持っていたが、結局だれかに上げてしまった。一人でひたすらアニソンドラムをやりたい。


東京事変 - 群青日和


JUDY AND MARY - クラシック


スピッツ / チェリー