どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

甲子園神事、豆腐ハンバーグ、雨鬼

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8月6日 月曜日 晴れ

 仕事なので6時には起きて、その後、うとうとと待機。TV無し生活17年くらいになるが職場では点きっぱなしである。広島の日なので、それ関連が流れている。直後、甲子園開幕のニュースが流れた。被爆の記念、甲子園の開幕を立て続けに流すTVをみてメディアの功罪を考えざるを得ない。敗戦の理解、謎の神事としての甲子園、日本の夏、平成最後の夏である。なんとなくエヴァ感ある。

 毎年、梅雨が明けて夏の盛りになると、太平洋戦争中、多くの日本人がみたB29の機影と音について考える。在米時、機体整備のために飛行するB29を眺めたことがあるからだ。機影から考えるにB17だと思ったが、軍卒の友人いわく、あれはB29で間違いないという。だからB29を見たことにしている。

『堪へ難きを堪へ忍ひ難きを忍ひ以て万世の為に太平を開かむと欲す……』 毎夏恒例のドキュメンタリー映像と共にテレビでくり返される終戦詔書の一節である。さすがに、この部分だけは独特の抑揚と共に脳裏に刻まれている。(中略)『戦没者を追悼し平和を祈念する日』を二分割して、八月一五日を『戦没者追悼の日』、九月二日を『平和祈念の日』としたい。(中略)民俗的伝統の『お盆=追悼』と政治的記憶の『終戦=祈念』を政教分離するのである

 佐藤卓己『増補 八月十五日の神話: 終戦記念日のメディア学』、序章見開きの「玉音放送」は面食らうが良書である。なぜ日本の終戦/敗戦記念日がポツダム宣言受諾の8月14日でもなく、無条件降伏に調印した9月2日でもないのか。神話化された「八月十五日」を非神話し、丸山眞男の功罪を考える。朝日と読売など、戦後メディアの問題性は、かなり大きいはずである。

 仕事を11時に終えるも片付けが終わらず、忘れものも加わって、バスを二本も逃した。暑い。

 昼食は、本日より東京にて仕事の作家氏と。豆腐ハンバーグうまいな。驚いた。「未来のミライ」細田守監督論を聞いたり、韓国カルト系キリスト教会の話をしたりした。やたらと性的醜聞が多いのが韓国カルト教会だが、その理由として元々同国には嫁が出産可能であることを確認中する専業の巡回占い師のようなものがあるという話を最近きいた。また悪霊は、地獄に堕ちた非信者が生者を引きずり込むために現れるという土着信仰と習合混淆したキリスト教理解があるなどの説も。統一教会の文鮮明の前職が、そういう占い師であったとも。宗教の研究事例としては、興味深い話である。被害者のことを思うと如何ともし難いが。

 作家氏を見送ったあとは、ひたすら読書。群馬県の怪談集を読了し、小松左京のSF短編を一つ読んで、PCをプロジェクタ含むディスプレイ三枚にしようとケーブルをみて、とりあえずUSB5mを購入した。

 帰宅後、結局、映るが映像データの転送にUSBが追い付かずスタック。5mを測れるUSB定規を800円で買うという意味不明な展開となって終わった。

 夕食は近所のパン屋にて。ちょっと横になろうと思ったら、疲れていて、電気もそのままに寝てしまった。

増補 八月十五日の神話: 終戦記念日のメディア学 (ちくま学芸文庫)

増補 八月十五日の神話: 終戦記念日のメディア学 (ちくま学芸文庫)

 
怪談標本箱 雨鬼 (竹書房文庫)

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