どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

誤読、原稿、相対性

11月14日 水曜日 くもり 寒い

 12時前に起きて学内へ。賀川豊彦『精神革命と社会革命』購読である。唯物論/唯物史観への批判としての科学的レトリックは、実に「創造科学」と同一であるので、厳密な学術的批判に耐えない。しかし、賀川の内在的一貫性と中心点をそこに見るのは、悪意ある誤読である。ぼくも「悪意ある誤読」はたまにする。誤読のメカニズムとして、根源的な態度、姿勢を思った。

 パッと見、世界の悪意を信じることは、ものすごく合理的なんだが、秩序が成立している時点で本質的な善が組み込まれているとは言っていい気がする。一方、たとえば戦時に街が焼えるときのような、社会的秩序の崩壊に際しては、根源悪が露呈すると考えたほうがいい気がする。しかし、大正期にはSFがすでに存在していたが、「星より星への通路」という詩題をつけられる賀川の想像力はなかなかのものである。

 体調も悪いが仕事が待っている。帰宅し、先の取材案件の記事化、校正作業。だらだらと過ごした。VOYタイム・パラドックスものは面白いが難しい。何重にも重なると意味不明になってくる。しかし、そういう表現手法なのかもしれない。あと、とあるの第五話を視聴。面白くなってきた。どうにも眠れす、6時前まで起きていた。

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シーズン5-24 第118話

邦題:過去に仕掛けられた罪

原題:Relativity

あらすじ……タイムシップ・レラティビティ号のブラクストン艦長から指令を受けて、セブン・オブ・ナインは時をさかのぼり、ジェインウェイがヴォイジャーの艦長に就任した日に向かった。破壊工作によって、ヴォイジャーが爆破されるのを防ぐためである。