2月4日 木曜日 晴れ
午前中、学割を取りにいったりして、午後より出発。まず友人宅の最寄駅まで一時間半である。京都と大阪北西地域は地味に遠い。直線距離という抽象的概念が無意味であることがよく分かる。僕のぼやきを聞いた院生氏いわく「まぁ抽象ってのは現実に存在しないってことだからね」。なるほど、そりゃそうか。
最寄駅より大学最寄駅へ行きスイカに入金。さらに繁華街で降りて乗り換え、淀川北岸にて再び乗り換えて、やっと到着。昼飯はコンビニでサンドイッチとおにぎりを買った。京阪神という都市の構造だから仕方ないのだが、もう少し周辺の距離が近くなると嬉しい。
無事に友人と落ち合い、いざ出発。彼が随分と厳つい恰好をしているので何かと思えば、その昔ナナハンに乗っていたんだとか。奥さんも来るかもと聞いていたが、家で料理の練習をするらしい。現在休職中の身である彼を誘うのも悪い気がしたが、良い気分転換になればいいと思った。奥様には申し訳ないのだが。
高速に乗りいざ西へ。途中、地元岡山を通り過ぎるところで高速を乗り間違えて一度降りるはめになってしまった。無意識に地元ということが判断を誤らせたのかもしれないが、たぶん、道の表示を認識しなれていないだけである。つか初めて通ったし。
無事に高速に再び乗って、今回は淡路島を通らず岡山と香川を南下するので瀬戸大橋へ向かった。岡山と香川を結ぶ瀬戸大橋というのは、京都でいう三条/四条の大橋であり、サンフランシスコの黄金門橋、高知のはりまや橋にあたる。瀬戸大橋は、開通当時地元県民ということもあり何度も通った。ただ車で通るのは久しぶりかもしれない。ちょっと楽しみ。
車を走らせ、吉備SA前にてお菓子を3つお土産に買った。与島SAで降りるのは何年ぶりだろうか。少なくとも開通当初にはなかったであろう謎の萌キャラがいた。久しぶりの瀬戸内海である。あと懐かしの自販機。コンビニが普及する以前の時代に活躍したものたちである。記憶の中にある瀬戸大橋は、白く輝く鋼鉄の橋が青い空と紺碧の海を反射していた印象だ。たぶん、高知の足摺岬へ親に連れられて行き、そこでサンゴやオウムガイの殻を買ったのだ。割ってしまったなぁ。
香川に入るとおもしろい山の形になる。再びまして讃岐富士。暗くなる中、ひたすら前進し、夕方には高知市内に到着できた。夜8時、車イスの方が教会でうどんを打ってくれた。おいしい。ド深夜になり単身赴任中の友人が到着。与太話をたらたらとめくっていたら三時過ぎとなった。