7月5日 水曜日 雨
午前中、一件仕事。昨晩のうちに荷造りを終えていたので、焦りはしたが無事に動けた。余裕があるのは良い。仕事先では、なんというか懐かしさとともに、自分が志していた仕事への適性がそもそもなかったことを理解した。フラットに素直に、あぁ、向いてなかったんだなぁと思えた。良い日である。
ターミナルへ到着。腹減ったなと思ってどうしたものかと思っていたら、北京から初めて日本に来たという中国人夫妻に道案内を頼まれた。スルッと関西2daysパスでJR奈良駅付近のホテルへ行くとのこと。JR以外の私鉄、この場合は近鉄しか乗れないのだが、英語だとJRが「日本の鉄道」になるので伝わらない。なので近鉄改札までご案内。文脈を共有していないと、こうも齟齬が発生するものかと考えさせられた。良い旅行をしてほしい。
駅中で特段食べなくてはならないものがあるはずもなく、適当に入った店にて、うどん定食を注文した。隣席にいた修学旅行生が近くの赤子をみて「ガキがうるさい」と騒いでいるのを見て、煩いなぁと思う、隣の無言オッサンが僕であり、それを読まされておっさんウザいと思う読者というメタメタな世界。にしても私服と制服の両方を選べる学校もあるようだ。僕の時代には考えられないことだった。
珈琲でも飲むかと適当に座って作業していたが、ゆっくりし過ぎて、時間ちょうどにいったら既に乗るはずのバスが出発した後だった。えぇぇ...（困惑 明日の朝、バスに乗り遅れないための前日入りなのに、いまバスに乗り遅れた。ただ雨の中、立ちすくむ悲しみ…。電車止めようかな… 南無あみん駄物。
発券している場合は乗り遅れても大丈夫だが、web予約からだと乗り遅れるとまた一枚買えとのこと。意味不明である。僕は、人生も半分を過ぎているので、嫌なことも物も人も思い出したくないので、これで終える。
バスが出発し、しばらくして気付いたがwifiが使えるとのこと。最近は便利になったもんだなと思った。試しにつないでみるときちんと動く。微妙に不安定ではあるが、悪くはない。英国在住の友人からチャットが飛んできたので、返答。使えるものである。
途中30分ほど寝たからか、意外に早くついた。僕の住む場所よりも南西にあるだけあってまだ陽は高く、なかなかに見知らぬ土地へ来た感があって良いなと思った。到着し部屋へ。夕食にと出かけたが、人がいない。自分の田舎も大差ないと思っていたが、想像をこえて人がおらず、これが地方都市の現実かと思った。有名な徳島ラーメン店まで行こうと思ったが、すでに閉店とのこと。何か祭太鼓のような音が聞こえるので、通りがかってみると阿波踊りの練習の最中だった。すごE。
