どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

校正仕事、天主実義、永淵熊六

10月30日 火曜日 晴れ

 3時半前に寝て11時半頃に起床。起きぬけに、投擲能力そのものが抽象化であり、持久力で以て対象と距離を図ることが、象徴をあやつる力になるのか、と思った。人類史の起源への寝起きのぼやき。

 午後より学内だったが、その前に原稿上司より連絡。互いの手違いでタイミング悪く、この忙しいときに、版の違う原稿をやりとりしてしまい、腹が立ってしまった。しょうもない話である。

 学内では、海老名弾正の思想について拝聴。一冊、研究書を持っている。まだ読めていないが、誤植を一か所だけ見つけた。

 イエズス会マテオ・リッチ『天主実義』の思想的系譜として、平田国学から海老名弾正へとどこまで線を引くことが出来るのかが問題となろう。大変興味深い、勉強になる時間だった。有賀鐵太郎が海老名を西側の知識人として見なしていることは、おそらく新神学の系譜においてという意味であろうが、気になるところではある。日本的キリスト教と儒教的キリスト教、その差異と反復と可能性と。

 関連で検索していると、中井 木菟麻呂(なかい つぐまろ、1855-1943/安政二~昭和十八)を思い出した。漢学者から正教徒となった人である。そういえば、そういう人いたなと、名前を見て思い出した。

 クラス後、教授と短く面談。今後について考えさせられる。ちょうどエレベーターを出たところで隣室M1氏と会ったので、そのまま地下食堂へ。なんだかんだと話した。シチューと白身魚フライ、惣菜を食べた。

 7時過ぎに帰宅。本の短評記事が公開されていたので、予定より早いと思ったが、それも修正。

 帰宅すると、芥川龍之介『河童』の続きが届いていた。昭和12年、永淵熊六という無名作家が亡くなる。彼の遺稿として出版されたのが『夢想兵衛河童物語』である。大好きな芥川作品『河童』への思いを募らせるあまり自分で続きを書くも夭逝した。友人・仁位宗史が編じて、菊池寛の序、室生犀星の推薦を得ている。モノ哀しい話であるが、こちらは詳しく読みたい。滝沢馬琴『夢想兵衛胡蝶物語』とも重なっている。同人誌のご先祖様といえよう。上掲ツイッターの引用の通りである。

 11時頃から今月中に提出しなくてはならない翻訳記事を3本一気にやった。字数の前後はあるが、今回はスムーズにいった。相手のオーダーが不明瞭な以上、適当に出すしかあるまい。

 仕事と授業にまみれた一日だったが、UFO音頭を聴くと、何もかもがバカバカしくなる。十万光年踊ろう。夜、スタトレVOYをみて就寝。4時には寝た。

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シーズン5-12 第106話

邦題:侵略されたホロデッキ

原題:Bride of Chaotica!

あらすじ……光子生命体がヴォイジャーに侵入し、パリスのホロデッキ・プログラム『キャプテン・プロトンの冒険』を現実だと思い込んでしまった。光子生命体がホロノベルの敵を倒せるように、クルーたちは奇妙な冒険活劇の中で演技をする。

スタートレック:ヴォイジャー(VOY)放映タイトルリスト第5シーズン