どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

石の名前、渋谷の交差点、台風

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9月8日 日曜日 晴れのち曇り、台風重来

 朝、起きたら晴れている。泊めてくれた友人は、以前、宝石の鑑定をしていた人であり、自分でいくつも石を持っている。面白いものを見せてもらったりして、午前中を過ごした。中々良い時間。

 1時前には外へ。台風が近いらしいが、そのせいか蒸し暑い。蝉の声に夏が戻ってきたのだと実感した。友人に礼をいい、品川にて解散。

 明日、渋谷で用事があるので、とりあえずそこへ向かう。近代国家ではどこでもそうだが、座るのも横になるのも権利である。だからホテルという一時的権利を十全に行使するために、学会開催校付近で予約した。

 とはいえ、ホテルに入れるのは三時から。やることもないので、渋谷の交差点を見にいった。日本の「固有性」性とは何か。日本を日本らしくしているそれ自体は何なのか。以前、友人たちの会話では、固有性性の仮名が元号であろうということになった。

 名には体がある。では明治45年の体は何か。それは明治神宮であろう。大正は?神社ではなく、巨大な服喪としての関東大震災である。昭和は言わずもがな、靖国神社である。平成は大正とパラレルで、二つの大震災である。しかし、平成天皇が被災者のためにひざを地につけたことによって、日本国土そのものが平成神社となった。

 結果、偏在する祝祭空間は、再び凝集する場所を求めざるを得ない。象徴化せざるを得ないからだ。ならば、それはどこか。それが「渋谷の交差点」である。

 おそらく日本人で渋谷の交差点を見たことない者はそうそういない。無意識に「日本的なるもの」として、意識に刷り込まれている。事実、ハロウィン、サッカーなどでいちいち騒いでいるではないか。

 そんな見立てで、あらためて渋谷の交差点を見に行こうと思ったが、ただ臭くて汚いだけで悪く言えば、ゴミ捨て場、よく言っても延々と続くフードコートだった。

 虚無をみて虚無の顔になって、とりあえず腹も減ったので、ハンバーガーを食べた。三条の映画館のバーガーのほうが旨いかな。ただリフィルを無料としている点は、評価してもしきれないほど高評価である。

 腹ごなしのち、開いていた古本屋にて渉猟。良い買い物をした。その後、ホテルに戻り、学寮仲間で元同居人、いまは結婚し東京で暮らす友人とすしざんまいに初めて入って久しぶりにスタバに座り話した。

 台風のため8時には閉まるとのこと。外に出ると分厚い雲が鈍く街を照り返す。ホテルに戻る途中に雨が降り出した。これから台風が来るのだろう。

 林立するコンクリートに挟まれて、とくに暴風雨の音に悩まされることもなく、早々に目を閉じた。どうでもよいが、やたらにガーリッシュな内装で場違い感があった。

 

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