どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

仕事、研究、映画『虚空門GATE』みた

www.youtube.com

虚空門 GATE | 公式ホームページ TOP

12月18日 水曜日 くもり

 9時前に起床。午前中は趣味の駄文、原稿仕事を一件。どうでもよいがアクスム王国ベタサマティの発掘などは大変興味深い。そういう研究をやってみたい人生だった。

 13時半から17時半くらいまで研究発表の準備。15時頃、休憩がてら昼飯でカレーを食べた。18時半過ぎに開始の映画を見に、京都の出町座へ。映画もシネフィルには遠いが楽しいので、よく見るようになった。こうやってシネコンから単館へ、ミニシアターへと動くようになるのだろうか。興味深い変化である。

 出町柳から映画館へ歩く途中、”hark the herald angels sing”の歌詞で2番"Joyful, all ye nations, rise"と3番"Hail, th'uncarnate Deity"をぼんやりと口ずさむ。降誕節に聞くたびに、何度きいても涙が出る内容だ。

 初の出町座は、映画『虚空門GATE』視聴。あらすじは公式より引用すると以下。

 - STORY - 
 月面異星人遺体動画に触発された監督の小路谷は、UFO研究家にその真偽を問うが、フェイクとの意見が多かった。小路谷はそれをきっかけとして様々なUFO遭遇体験者に取材を重ねた。

 ある日、UFOを呼べるという男、庄司哲郎が現れ、一緒にUFO撮影を試みた。すると実際にUFOは現れ、彼はスマホで写して見せた。しかし、小路谷には写せなかった。数ヵ月後、小路谷はあらためてUFO撮影を試みるが、肝心の庄司は来ない、所在不明となってしまった。

 彼の突然の失踪で、庄司の恋人、林泰子も庄司が住むアパートの大家も動揺する。

  ドキュメンタリー映画なのだが、予想を超えた展開へと向かうので、素晴らしい。「人間をどう考えているのか」という自身の視線そのものが問われる内容だった。一緒にみた批評家氏と感想会をサイゼでして、かなり濃密で深まりのある話をした。0時前には解散。DVD出たら欲しい。

 歩きながら気づく。あ、40歳になった...。

 帰宅後、なんとなくB'zのMOTELを聞きたくてyoutubeで流す。B'zやミスチルが好きだった中高生の顛末。30代半ば、いまから博士課程へいくと不惑のちに取得となる。そんな人生は大変過ぎる...と思っていたが、そうなっている。

 これから2年かけて博論ほかを終わらせるのだが、その後のことはどうなるか。特別になりたかったわけではない。自分は特別だと信じていた。とはいえ、思ったよりも世界は広かった。B'zやミスチルを愛好した、凡庸な感性の中高生の行く先は。その先に、一応来たのだろうが、まだ、もう少し先があるのだろう。たとえば、戦後100年を迎える2045年に、ぼくは何を思うのだろうか。こんな感傷が言語化されず動くこともなく、静かにぼくの夜を深めていた。

 2時半過ぎには就寝。書きながら思い出したが、motelのOPギターソロがかっこいいと思って練習して挫折したはずである。

www.youtube.com