賀正
いつも読者の皆様には、ご笑覧を賜りまして、誠にありがとうございます。2022年を迎えました。年始冒頭にあたり、過ぎし2021年を振り返ります。コロナ禍中の日々ではありますが、皆様の今年、2022年が幸多いものであることをお祈り申し上げます。
個人的には戦後世代の息子として2045年までは何とか生き延びて、戦後100年の「この国のかたち」を見つめたいと思っています。それまでは読者の皆々様には、何卒、長寿と繁栄と祝福を。
父と子と聖霊の御名によって、新年のご挨拶を申し上げます。
2021年のふりかえり
仕事と生活
ざっくり上半期は仕事に忙殺されており、京都・大阪を往復する毎日でした。1月には琵琶湖へ深夜突発ドライブ、4月には東京より新たな友人らが来てくれるなどしました。
下半期、少し落ち着いてきたころに、新たな仕事として短編5分アニメの脚本をひとつ納品しました。また取引先にて編集部バイトも始めましたが、こちらは年内で終わることになりました。総じて、拡大はしたものの、コロナ下における業績不振等により、苦境に立たされました。2022年、仕事においてはますます繁盛したいところです。
下半期は9月下旬に岐阜県、11月に日帰りで岡山、12月に一週間ほど沖縄へ行きました。結果、新たに共著企画が浮上しました。こちらについては3月までには先方に明確な形を提出したいと思っています。
研究
研究においては3月に指導教官の退官に合わせて無理やり行った研究がボロボロであり、その反省からやり直したものが、新たな指導教官には認められました。事実上、フルタイムで仕事をしているので、なかなか研究できていませんが、何としてでも2022年中に9割を書き上げねばなりません。
一方、いわゆる思想史・文献に関する研究の先が見えてきたことは動機付けになっています。あえて言えば、ことばのその先へと視野の広がりを感じます。人類学・民俗学的な手法を用いた総合知による特殊性と普遍性の対比への足掛かりが見えて始めています。
具体的には占い師への取材、怪談作家とのつながり、ユタとの出会いです。2022年、博論の執筆をおろそかにすることなく、これらの内容にもアンテナを張っていくつもりです。まずは1月末〆切の査読論文を1本仕上げるところからです。
趣味
スタートレックは日本という地理的条件ゆえに、ディスカバリー新作、アニメ版新作に手が届かない状態になっています。サブスク配信各社のコンテンツ取得戦争の結果、非英語圏にして斜陽国家である日本が相手にされなくなっていくのは辛くさみしいことです。
SUPERNATURALは、いよいよシーズンラストまであと僅か。またLuciferについてはファイナルを終了したので、中西部アメリカと西海岸アメリカにおけるキリスト教について、いずれ論じたいと思っています。
古書漁りについては一度止めていますが、それでも増えています。博論のための視野拡大はある程度までできたので、2022年は趣味を研究に還元する段階です。
新規作品でいえば『地獄が呼んでいる』が素晴らしかったと思います。
その他
家族については弟らは元気にしており、父母も元気なようです。ただ未だ疫病の影響は計り知れないので、父母を含む高齢者にはとくに3月ごろまでは厳重に注意して頂きたいと思います。
人間関係については忘れていくもの、途絶えていくものは手放していこうと思うにいたりました。数年に一度であれ、懇意ある人々、または毎週、毎月のように食事をともにしてくれる友人、オンラインで静かに趣味をともにする友人らには今後とも誠忠ある友誼を交わす所存です。
年齢的に人生も折り返しですから、恩義のある人々、また厚意を示してくれた人々に筋を通していかなくてはなりません。そして、そのような関係でない人々には、あまり係うことはできません。
展望
2020年9月に仕事をひとつ失い、2021年末にも仕事を失ったので、コロナ禍たるや猖獗をきわめていますが、その一方で、新たな仕事も得ているので加減では可というべきか。今年2022年は、何としても博論を書かねばなりません。23年には単著、24年には現在仕込み始めたものの書籍化、25年には脚本家になり、26年には怪談本でも出したいところです。
果たして何がどうなるか、すべては数年後にしか分かりませんが、2022年の開幕です。
以上、2022年も当ブログをご笑覧くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。