7月28日 月曜日
昨晩、知人と無事に会い、終電少し前に帰宅。数年ぶりだったが、落ち着いた感じに、僕のようなふらついた駄目な中年としては敬意を持つとともに、改めて自分の駄目人間っぷりを痛感した次第である。
朝から夜まで、ひたすら梱包。引っ越しなど、大きな片付けの場合は達成度を実感しなくてはならない。一日でやればできると思っていたが、体力的にも精神的にも無理だった。
VIDEO NEWSブラジルサッカー惨敗に見る「世界の危機」 »
片付けながら、videonewsを聞く。W杯サッカーを、合理性と偶発性のメタファとして考えるというのは全く新しい視点であり、この上なく楽しい話を聞けた。スポーツを見る視点が変わった。同時に、近代の病である合理性ということが、計量可能性として僕を縛っていて、結果的に動けなくなっていることもよく分かった。が、その計量可能性そのものが合理的でない問題。ということで、僕はヘブライズムに属する人間ではあるが、ヘレニズム的な世界への態度を持ちつつ、すなわち、ベネチアやフィレンツェの商人たちのように、または偉大なるフリードリヒ2世のように、アザーンの響くエルサレムという合理的ではない世界を、偶発性の歓びへの傾きを欲望するのだ。
【Preview】今福龍太氏:ブラジルサッカー惨敗に見る「世界の危機」 - YouTube
夜6時、歳の離れた友人である某大教授と面会。鳥貴族をおごってもらい、約三時間、あーだこーだと話した。楽しい。プロテスタンティズムのカトリシティとしてのサクラメント、来月中旬に招かれている場でのプレゼンの話などについて盛り上がった。焼き鳥とキャベツうまい。ちなみに、キャベツはタレをかけない方がおいしい。