どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:再び仕事、女子大生、その他の邂逅

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9月13日 土曜日

 朝9時からの発表に間に合うべく出たのだが、車を止めるところがなく、結局、遅れてしまった。が、聞きたいものは割と聞けたので満足である。分野を横断する学際的研究を要する学会になると、多種多様な関心と手法、人々が集まるので相当におもしろい。金さえあれば、次回も出席したいと思った。

  研究発表の合間、短い休憩時間に「あっ!」と黄色い声がした。見てみると、なんと親戚の女子大生である。いわゆる清楚ということばは、彼女のためにあるようなもので、伝え聞きではあるが、彼女にフラれる学生諸君はそれなりに多いのだとか。

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 ちなみに、僕は彼女のことを知らなかった。理由は、親戚関係に興味がなかったからの一言に尽きるのだが、3年ほど前に、彼女が僕の専門分野に関わっているとのことを伝え聞き、その存在を知った。で、よくよく思い出してみれば、僕が覚えているわずかな親戚中、威勢の良い親戚の叔父さんがいるが、彼女はその娘さんだったわけだ。叔父は、いわゆる大手企業の部長クラスなので、文字通り、親戚女子大生ちゃんは箱入りお嬢様である。

 午前の研究発表を聞き終えた後、面会相手からの連絡待ち状態なので、話の流れ的に、親戚ちゃんを食事に誘った。ただ学校の周囲にはあまり何もないようなので、近所の牛丼屋に入った。財布をカバンから出していると、親戚ちゃん、じっと待っている。ん?と思ってきいてみると、どうやら、この手の牛丼屋で一度も食べたことがないので、先にお手本を見せてください、とのこと。自動券売機の使い方が分からなかったらしい。お嬢様、すげええええ。

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 僕はかつ丼を食べ、彼女はミニ牛丼?みたいのを食べた。時間もあり、一応、同じ分野で親戚ということもあるので、珈琲を飲みに誘った。笑顔で応じる親戚ちゃん。僕としては「自称記者が女子大生を連れまわす事案が発生」という恐ろしい冤罪にビビりながらも、ぼつぼつと話した。内容としては、まあ、学生さんらしく、これからどうするか、とかそんな話。お嬢様相手に、僕がおごらなくても良いのだが、叔父には世話になった記憶があるので、ケーキと紅茶をご馳走した。僕が食べないのは気を遣うということらしく、僕も高いと思ったがケーキを注文した。僕の一記事代はこれにて相殺である。

 とまあ、そんなこんなで、午後の発表も親戚ちゃんと聞いた。にしても久しぶりに同世代以下の女性と話した。新鮮である。いかに僕の生活がワンパティーンな没社会的なものかを思い知らされる。ふと米国の友人が言っていた"anti social"という語を思い出す。僕はそれだな。とりあえず事案が発生しなくて良かった(安堵)

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 帰り道、彼女の研究室の先輩方に偶然会う。カント研究者の方が、僕に気付き挨拶してくださったので、立ち話。で、立ち話をしていると面会予定だった支局長氏が出てきたので、親戚ちゃんと研究室の皆さんから中座し、支局長氏と一緒にお茶を飲みにいった。レモネードをおごってもらい近況を報告申し上げた。秋晴れの良い時間である。

 帰宅ついでにスーパーによって半額になった大きな豚肉を買い、シチューを作成。フランスパンを同居人院生が買ってきたので、それを皆で食べた。同居人社会人氏、今日は内定した会社での打ち合わせだったらしく、引っ越し先、就業開始日などが決まったらしい。季節が移ろいながら、人もまた動くのである。気が付くと、真昼のセミの大合唱が夕闇の虫の鳴き声に代わっていた。