11月7日 月曜日 晴れ
一日雑務など。United States of Japanという、かなり面白そうな小説があることを知り、ワクワクしている。修論が終わったら読みたい。絵もパシフィック・リムっぽくてかっこいい。いいなぁ。「高い城の男」も良かったし、日本が勝ってたかもしれない系SFは凄く楽しい。早く読みたい。
事務連絡などを一日片付けて、夜、お寺でアイドルがデビューするというので見にいった。最近、メイドたちが可愛いところからドルオタを理解しつつあるので興味あった。到着後、開演まで時間あるというので、近場でラーメンを食べて再び寺へ。海外向け仏具売りの知人に久しぶりに挨拶するなどして、いざ開演。果たして、これが大ヒット。
予想以上のクオリティで普通にアイドルをしていて驚いた。衣装もダンスも音楽もいっぱしの地下アイドルめいている。聞くところによるとデビュー法要?の三日間で100人の客が来たとのこと。掛け声も笑ってしまったが「西方!浄土!サイコー!浄土!」とか曲名が「ニルヴァーナ、恋バーナ」とかで、笑ってしまった。なんや親父ギャクかよ(褒め言葉)あまりにも良かったので、思わずチェキとサイン(メンバー全員、作詞者の住職、プロデュース・演出した学生さん、作曲家)をもらってしまった。大満足だった。「てら*ぱるむす」はいいぞ。
夜、声をかけて頂いたので、そのまま打ち上げに残らせてもらったが、学生さんたちに交じるわけにも行かず、知人と色々と話して楽しく過ごした。その後、後片付けをしつつ熱く反省会で意見を交わす若人たちをみて深く感銘を受ける。この熱量、素晴らしい。皆、何かしらいい仕事をされるのだろう。才能と若さ溢れる人々というのに触れられて良い夜となった。結局、反省会を横で聞きながら、ド深夜に帰宅。
今回のイベントは宗教的公共インフラとして寺社仏閣が、その懷と庭を開放し、結論を学生たちに委ねたのだ。結果として何が残るかは分からない。決して布教に結実するわけでもないだろうが、多元的社会において「隣にいるといいよなと思う坊さん」の姿を思わず見た。そして、寺や街に見守られながら才気煥発溢れる学生さんたちが自由に羽を伸ばす活気ある現場。本当に良いものを見せてもらった。なおyahooニュースにも紹介されたらしい。すげえ。
仏教の教えアイドルが伝える! 京都、女子学生らデビューへ修業 : 京都新聞
有隣堂ヨドバシAKIBAさん。「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」(ハヤカワ文庫SF)の神展開!めちゃくちゃ売れてます。「S-Fマガジン12月号」には著者インタビュウも掲載!(隅の方にパシリムがいるような気がしますが…w) pic.twitter.com/qggnf1dQBT
— hironori okada (@solamimi777) 2016年11月5日