にっき:布教師、プロジェクタ逝く、外見至上主義
3月8日 水曜日 晴れ
午前中。原稿の表現が過激だったらしく修正をくらった。まあ、うん、しかたないっすね。なぜだか思い出せないが、BLや百合が好きだってのは、自分は介在しないホモソーシャルな世界だからこその純粋さと安全性、さらに二次元であるがゆえの距離というところが、娯楽として優れてるんじゃないかと思った。さらに無関係だが、ふと思い出して疎遠な知人のブログを見に行ったら、念願かなってCDを一枚出したらしい。そして、それで踏ん切りがついて音楽を辞めたようだ。十数年ぶりにCD屋にいって買ってもいいかな。その後はどうするのだろう。
午後だらだらと土曜日の研究発表、また月末の学会に向けての内容作成。めんどくさすぎる…。作業をしていたら、ピンポーンとなる。頼んでいたマンガが届いたかとドアを開けると、天理教の布教師を名乗る茶髪男性30代くらい?だった。「何かお困りのことはないですか?」突然過ぎて「えっ、いや、別に...」と困ってしまい、差し出されたチラシを受け取ってしまった。不意打ちは勘弁。にしても、もし「実は借金を一億円抱えているが、借り換え用の50万円の保証人がいない」って言ったらどうなるんだろう。何か困っていることあるか、と言われたら、今後の生活の不安、老後のための資金など色々あるのだが、そういうのは肩代わりして頂けるのだろうか。とりあえず一億キャッシュで用意してくれるなら、ほぼ躊躇なく改宗不可避なのだが。
作業をしているとすぐに飽きるので、ventra ventra space people!とか映画「黒執事」を見に行きたい人生だったとか浮かんでくる。夜になり、今日、一歩も外に出ていないことに気付いた。oh... 。
そういえば明日は、ゴミの日だと思いまとめようと思ったら指定ゴミ袋がなかった。さらに財布をみると1円も入っていない。カードで買うかとコンビニへ行くと、非課税商品なのでカード使えませんと言われた。結局200円の買い物をするために、215円の手数料を払って金を降ろしてゴミ袋を買うこんな世の中じゃポイズン。
深夜、アニメでも見て寝るかと思ったら、プロジェクタが唸るだけ唸って画面が映らない。ん?と思って検索するとランプ交換時のようである。うわぁ、まじかよ。検索していたら、購入の日付も分かった。2012年3月8日だそうな。なんと、ぴったり5年前か。たしか3万円くらいで買った事務用プロジェクタである。
あの頃から5年か。屋根裏暮らしの米国、その後も屋根の下ではあったが隙間風ふく二階暮らしの頃に、このプロジェクタを買ったのだ。帰国後、ずっと僕を支えてくれたやつだけに、ちょっと泣きそうになり、視界が滲んだ。平均寿命を鑑みれば、自分の人生も半分は過ぎてしまった。なれば、今後は一つずつ、人や物と別れていく日々となるのだ。5年前、10年前をふと思う。そして5年後、10年後を考えた。予想外に自分が物神的で驚いているが、このまま捨て置くわけにいかない。頼む。汎用ランプを買って試すから甦ってくれ。
僕は人間や動物の伴侶のいない可哀そうなキモくて金のない汚いおっさんだ。せめて、安プロジェクターくらい、その供でいてくれても良いだろう。性能の良い新品を買うよりも、並行輸入品の汎用ランプのほうが安いので、とりあえずポチってみた。
「外見至上主義」という漫画を、寝るまで一気に全部読んでしまった。ありがちな話ではあるが、絵柄と話が合致していて、ところどころ声を出して笑って読んだ。続きが楽しみ。
宮古島の天然記念物、宮古馬。お世話してる方の話を聞いて愕然。県指定の天然記念物なのに県から補助金ゼロ、市から1頭あたり月5000円。餌代だけで月最低2万かかるのを、ボランティアで世話してる方が自腹切ってる。馬房の屋根の修理費も8割負担。食肉業者に売る話も自治体で出てるとか。 pic.twitter.com/9W4Fc3XhT6
— 競馬研究所 (@gaiji2400) 2016年11月9日
TLで平成生まれの人が「平成初期の小説を読むと(昔と思わなかったのに)倫理観とか今と違ってて気持ち悪い」というのを見たが平成も30年近く。ライト兄弟の初飛行から二十数年でジェットエンジンが開発され飛行船が大西洋横断、江戸幕府消滅から七十数年で原爆投下。時をなんだと思っているのか。
— 山本貴嗣 (@atsuji_yamamoto) 2017年3月8日
にっき:バイト、読書、老司祭
3月7日 火曜日 晴れ
午前中、バイト用の情報収集、リスト作成。午後、原書購読の時間。創世神話の七日目、これにて最終日である。覚えてないが十数時間かけて約2ページを読む授業。意味ではなくてモノとしての古代文献。名も知られぬ誰かが七つの動詞型を意図的か否かも分からないが、巧みに使って創造の七日間を表現する。自動詞と他動詞のリズムが、動態と静止を示している。未だ身につかぬ古典語学習であるが、楽しい時間だった。
なかなか疲れて腹も減ったので、出席者と学食にて飯。帰宅後、バイト用の原稿を途中まで仕上げて、日曜日にいけなかったミサへ。急いでいて、ぼーっとしていたので、曲がる道を忘れて行き過ぎてしまった。司式は、車椅子の老司祭。祝福を受ける際に膝をつかなくてはならないが、そっと触れた老者の手に感動した。
近所の古本屋2軒を回り、すき屋くって帰宅。夜、なんとか4月か5月に出したい同人誌を編集していたら、2時を回ってしまった。
にっき:ストレス発散、報酬は文庫2冊、予習
3月6日 月曜日 くもり
朝、ごみ出し。雨の予報だったがくもりである。昨日よく休んだので、今日はやることが多い。まず学費免除の一次申請を行った。その後、珈琲を飲みながらブログ更新。ネットにて「何がストレス発散か」という問いをみて、たぶん、アニメを大量にみる、SF的な映画をみる、御屋敷でネット仲間に会う、あとは毎週超越に頭を下げることだと思った。たぶん僕は、毎週、王の名前が発語される瞬間、頭を下げるために生きている。
2時過ぎ、遅めの昼飯は昨晩かったモダン焼き400円。レンジは便利。洗濯機を回した。洗濯することを、洗濯機を回すというのは興味深い表現だと思う。その後、学校へ行き図書館の予約。雨粒が少しだけぱらつく。雨が降るというほどではなくて、本当に2、3粒だけ。なのに眼鏡に直撃した。
生協に立ち寄ると、大好きな「異世界居酒屋のぶ」が平積みされていたので、購入。ついでに、続きが気になっていたJ.P.ホーガンの三巻目「巨人たちの星」も買った。認知科学実験への報酬である。嬉しい。
あと国際女性日らしい。男女差別云々って八釜敷いが、僕レベルの「非モテきも豚おっさん」になると、そもそも性別を主体として語ること自体が、社会的にハラスメントor刑訴法事案に認定されるセクシャル・カースト最底辺なので、圧殺死刑に処される側として、うにようにょとモニョる感ある。性別・人格・人権は濃淡と解釈の問題でありドナドナドーナードーナー。
夜、友人にストライクウイッチーズを激賞したのち、予習。最後の文の構造が分からない。一日終わってしまった。
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1983/05/27
- メディア: 文庫
- 購入: 16人 クリック: 154回
- この商品を含むブログ (93件) を見る