どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

沖縄へお試し移住12日目、車海老フライ、ホタル。

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4月21日 月曜日

 朝。今日の午後に見積もりが出るとのことで、とりあえず昼前にバイク屋を訪れる。ネット仲間から見積もりの相場などを教えて頂き、比較の基準を得たりと助かった。昼飯は、cocoストアで買ったおにぎりと惣菜、島らっきょと豚肉の炒め物を食べた。昼は読書。滞在先の光回線回復に伴い、その速度の違いに驚かされる。光回線への復帰祝いにバンコクと宮崎に住む知人とスカイプで話した。

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 夕食は再び車海老のフライ定食を食べにいったが残念ながら閉まっていた。(´・ω・`) な顔で立ち去ろうとしたその刹那、中からおばちゃん登場。まだいける、とのことで、無事に車海老フライ定食にありつけたのである。なんだか車海老に始まり、車海老に終わる久米島である。アーサーの小鉢があまりに旨く、ごはんをお代わりしてしまった。

 夕食後、珈琲をcocoストアで買い、ホタルを見にいった。米国にいた際、夏にどこかの山の中腹の原っぱで、人があぜ道を通ったら、草原からホタルが一斉に飛び立った様をみたことがある。英語で蛍はファイア・フライまたはライトニング・バグという。名前の通り、メリケン的で力強い。一方、日本のホタルは幽玄さと儚さを感じさせる。夏の一幕を水音とともに闇を彩るのがホタルの印象だ。

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 人家の灯りかと思いきや、暗い水底に明滅する文字通りの蛍光色。ホタルがいた。随分前になるが、ホタルを幼馴染とみた記憶を思い出す。いつだったか。昔は、僕の地元にもホタルはいたようだ。水生昆虫も随分減ったらしい。

 春なのに夏の島で、夜の底に明滅する蟲の息吹。まるでクリスマスのささやかな電飾のようで、本当に美しかった。どうか、今後とも健やかに夏のクリスマスを飾ってほしい。

 万物が言祝ぐ感じとでもいおうか。想定範囲内の請求で終わった修理代の安堵に混じる祝祭の濃密な闇の匂いが、ここにはある。光は闇の中に輝やいている。ヨハネの福音書の一節が、まとわりつく暗さのなかで、僕の脳裏に光っていた。