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どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:新世界、日本橋、新今宮

映画みた 猫=人類の支配者 諸探訪 御屋敷おかえり日記 ラーメン

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9月22日 月曜日

 朝10時半、車で大阪へ。今日明日まで快晴らしい。明後日は台風の影響で雨になるとか。高速を飛ばして、天王寺動物園地下に車を止めた。十月より大阪で働く同居人社会人にとっても同居人学生氏にとっても、良い社会科見学となれば良いと思っている。で、到着後、出発地点となる動物園前で、猫に会った。

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 当初、昼食は行きつけのメイドカフェにしようかと思っていたが、タイより来ている友人の希望で新世界にて串カツを食べることになった。客引きが中々責めてくるが、結局、よく人の入っている店へ行った。一本100円均一とかではなく、美味しい感じ。

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 ざっと歩くと、昭和残る風情が見える。僕が小学生くらいまでは、映画の看板が絵だったことを覚えている。今ではこういうものを見なくなった。大阪の、または50年前ほどの日本の都市部の猥雑さが、ここにはまだ残っていて21世紀の今も動いているのだ。

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 当初の予定は最初から崩れてしまったので、どうしようかと思いつつ、せっかくなので、日本橋まで歩いて、とりあえずとボークスを上から下まで紹介。ドルフィ、鉄道模型、プラモ、ガンプラ、フィギュアと各ジャンルをさらっと紹介するのに良い。あとは塩ビ人形屋やメロンブックス、ゲーム屋などを紹介した。途中、違法駐輪反対キャンペーンの一環で謎のヒーローが自転車を整理していた。なぜか説得力があり、カッコ良かった。一通り歩くと、既に夕方4時となっており、せっかくなのでメイドカフェにて休憩した。

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 その後、歩いて恵美須へ行き、環状線を超える。大阪に詳しい人ならば既知の話であろうが、西成である。写真を撮ってもよかったが、なんだか憚られて撮影しなかった。ここにいる人々の人生と自分の何が違うのか。明日は我が身だと思いながら、三角公園周辺を回り、自販機で50円のお茶を買って、そのまま飛田新地へと向かった。飛田新地は、もともと難波の遊郭が何かで焼けて移動してきたと聞いている。

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 JR、南海、近鉄、地下鉄、そして都市化の波の中で、西成~飛田一帯は開発の波にもまれ分断され今に至っている。なんというか、非常にキレイでかわいい女性が各店の玄関に座っている。話としては、これらの仲居さんと自由恋愛することになっている。さまざまに考えさせらえる散歩だ。華と色の夕闇が、湿度をもって僕にまとわりついてきた。

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 今回の大阪案内の目的は、なんば~天王寺周辺を散策することで、この街の天辺と底を友人たちに見せることだった。大阪に住んだことがあれば、僕の言わんとするところは分かると思う。西日本の経済的核としての梅田・淀屋橋から御堂筋を南下し、心斎橋・難波・日本橋と賑やかな繁華街が続く。飲み屋とお笑いと電気街と、混沌とした都市が続く。しかし、そこから通天閣を中心とした新世界へ足を踏み入れると、濃密な昭和の空気が漂っている。さらに新世界の向こう側、環状線を潜ると異世界・裏世界とも言える西成~飛田新地が広がっている。そして、飛田を抜けると、スカイツリー、東京タワーに次ぐ超高層ビル・あべのハルカスが天を衝く。明治以来の近代化を経てきた商都の渾沌が凝縮された場所。壁を隔てて、ある意味で日本の天辺と底辺を見据えることのできる場所が、ここなのだ。

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 暗くなり気温も低くなってきたので、そろそろ帰ろうということになった。同居人学生氏としては少々刺激が強かったらしく、来月より大阪で働く同居人社会人にとっては良い時間となったようだった。その意味では、巨大な鍋底のようなこの街の大人の社会科見学は無事に成功したと言える。予定では日が暮れる前に帰宅しようと思っていたが、期せずして夜の底に沈む古き商都の姿を見ることができた。

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 地下駐車場へ行く途中、また動物園前にきた。当然だが、もう猫はいなかった。背後に広がる現代版バベルの塔、または人類の叡智と技術の結晶ともいえる超高層建築物を視界の端に据えながら、僕らは鉄のドアを開いた。地下の匂いがした。帰宅後、もう何もつくる気がしないので、近所の天下一品に行きラーメンを食べて寝た。