にっき：農学部くん、古典語クラス、異世界居酒屋のぶ - どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

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4月19日　火曜日　晴れ

　朝、授業へ。昨晩から元同居人の農学部氏が荷物整理に来ているのもあり、院生氏と三人で同じ授業へ出席。学問論的な内容だったので分かりやすくもあり、おもしろく聞けたようだ。昼食は学校近くの洋食屋へ。院生氏の後輩である学部生氏も来て４人で食べた。兵庫県から来たらしい。

　夕方も授業があるが、時間があるので一度帰宅。帰り道、農学部くんより学生時代のサークルについて郷愁はないかと聞かれた。トラウマ的に思い出して何とも言えない気持ちになることはあるが、良い意味での懐古はないかなぁ。もっとも十年以上も前の話だから、互いにとって若気のいたりであり、考えても仕方ないようには思うので、良かったことは感謝し、悪かったことは謝るくらいしか出来ないのだ。遠い過去が新緑となった桜の影のように薄く風に揺れたように見えた。

　5限は自主的読書会というか、事実上の昨年度の古典語クラスの続きである。ほおっておいたら錆びる一方なので先生に頼んで開催してもらった。文献学のマナーというのは分野ごとにあるわけだが、改めて解説を受けると、自らの脇の甘さ、土台の脆さということを痛切に感じた。非常に刺激的なクラスだった。

　以前の自分の専門などについて深く考えさせられつつ沈思黙考しながら帰宅。気がふさぐので、気になっていた漫画くまみこ、異世界居酒屋のぶの転版を購入した。アニメを見ていたら農学部くんも見たいとやってきた。アニメを見ることはある意味で孤独であり修養であり慰めでもある。おじさんとマシュマロ、カバネリ、はいふり、影鰐、とんかつＤＪを視聴して一日終了。明日は久しぶりに何もないので、ゆっくりしたい。