11月26日 日曜日 くもり
朝、寝坊したので教会は断念。やらかした感ある。仕事前にゲンロン0を読了。精読していたので時間がかかった。知人の激賞で読んだが、非常に良かった。しかしながら丸山眞男「日本の思想」から東浩紀「ゲンロン0」にいたる戦後を代表する知性が、ここまで呼びかけても変わらない日本ってのはやばいのかもなぁ。逆説的にそういう土地であるとしか言いようがないのかもしれない。
個人的には終章のドストエフスキーの主体についての論考が素晴らしかった。人文学の醍醐味ってこういうところにあるよねっていう。あり得た未来まで含んで考えるからこそ見えてくる比較軸、深まりがある。もちろん、それは文献学とかでは為し得ないことかもしれない。とにかく非常に良いものを読んだ。「教養主義の没落」と時代的には連続して理解できる内容となっているし、名著だと思う。しかし、ここまでの人が冷遇されてるというのは、大学も出版もアカンな...。
午後、仕事。本日は通常通り。色々迷ったが、アジフライが安かったのでそれを買い、豚汁と茄子とパプリカとエリンギの炒め物をつくった。豚汁のうまくなる季節である。
