10月22日 水曜日
今朝も早めに起きたが、二度寝をかましてしまった。頭が痛い。寒いのか暑いのかよく分からない。やべえ、風邪か…。微妙だと思いながら、編集からの連絡などを確認。明日には書影などを提出せねばならぬ。博士は今日から東北へ行くらしい。いつ帰ってくるかは知らないが、しばらくいないようだ。
昼食。食べにいく話も出たが、結局、昨日の残りのタコライス用挽肉とキャベツを使って、院生作製による焼きそばである。濃かったが美味しかった。頭は痛かったが洗い物は請け負った。で、あまりに辛いので、ちょっと横になった。どうにも捗らないので最後の話で止まっていたガルシア・マルケス「エレンディラ」を読了。あとがきにある文章で、僕は魔術的リアリズムを理解した。なるほど、世界を見つめる視点が豊かになる。
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,鼓直,木村栄一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1988/12/01
- メディア: 文庫
- 購入: 13人 クリック: 61回
- この商品を含むブログ (146件) を見る
三時15分前くらいから4時まで語学。資格試験に必要とはいえ、あまりの空しさに、ネットで年齢と仕事を検索してしまった。35歳が分岐点という古い記事を見つける。何とも言えない。すべて当てはまるわけではないが、自己完結しすぎなのは、僕もそうだろう。
休憩したら、少し回復したので、再び語学。頭がパンクしそうだが、夕方6時過ぎまで勉強した。で、晩飯をどうしようかと思っていたら、同居人が帰宅。で、外食。最近、周囲の店も行き飽きたので、行ったことのない店に入ってみる。いわゆるvegan料理らしい。個人的に、菜食主義の店は、量が少なくて気取っていて、味は薄味でナルシスな料理の印象があり、なんとも苦手なのだが、同居人の押しで入ってみたら、辺りだった。
肉・卵・魚を使わない料理なのだが、豆腐のカツカレーとか、まじ旨いんだが。ワイ、ビビるの巻。ということで、気をよくして、テンペというインドネシア料理とイタリアの有機コーラなどを追加。うまいぞ、ちくしょう。にしても謎の店である。オーナーシェフらしき人と客の会話が耳に入ってくる。「バンコクで持ってる店の状態が…」「最近、南インドはいいね、ゴアあたりとか…」見た目も、何かとヒッピーというか、アジアン・エスニックな印象である。13年も店をやってるというのだから、それなりに知名度もあり固定客もあるのだろう。僕と院生氏の場違い感パネェ。
帰宅後、再び語学。院生氏による特訓だが、約一時間半みっちりと学んだ。どんな言語にも絶対学習時間というものが存在するが、いま僕がやっているものはどのあたりで、読むのに苦労しなくなるんだろうか。
就寝前、宮崎県にいる年上の友人と少しく話す。友人というのは移り変わっていくものだけれど、こうやって、思わぬ形で知り合い続いていく場合もあるのかと思った。感謝なことである。ということで、頭痛に始まり資格試験のやる気なさと将来の暗さに凹む一日だったが、思わず美味しいveganカレーに出会い、気が付けば、語学の最低学習時間3時間を超え、友人と話せたので、割に良い一日だったではないか、と思った。
※写真は宮崎の友人が撮影したものを拝借。