どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:勉強、鯨鍋、四捨五入

12月19日 金曜日

 最近、夜は炭水化物を抜いて野菜類を取るように、出来るだけ毎日一時間歩くようにしているが、その効果か、微々たる減量に成功している。体重計にのってみると総重量の約3パーセントを、この一か月ほどで燃焼したらしい。

 朝、変な夢をみた。三対三の合コンに出る夢だ。結果は、僕のコミュ障っぷりが仇となり残念賞。しかも、なぜかそれがエンターテイメントとして消費されており、何か会場で、残念でした!みたいなことを言われた。フロイト的に言わずとも、何か欲求不満なんだろうか。個人的に興味深いのは、その夢で、ネット仲間が出てきたことである。たぶん寝る前に、いまは連絡なきネット仲間のことを、ふと思い出したからだろう。

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 午前、日課的に過ごす。午後、専門に関しての講義を同居人たちへ。テキストを読み意見を言うだけ。それなりに楽しい時間である。その後、研究室の発表へ。僕が担当でレジュメは用意したがカバンを間違えて持っていってしまい、少々準備不足のようになってしまった。

 研究会は別の日付となったということで、院生氏と一度帰宅。西洋古典君と会ったので、彼とだべりながら片付けなど。夕刻六時、西洋古典君が用事あるという烏丸今出川あたりに車で送り、院生氏と友人のお坊さんたちの忘年会へ出席。良い場所に駐車場が空いていて助かった。

 七時開始だったが、人もまばら。今日のメニューはなんと鯨。記憶では小学校低学年頃までは、スーパーにも並び、給食にも出ていた気がする。しかし、いまや高級品となってしまった。どうやらお坊さんに伝手があるらしく、刺身でも食えるクジラ肉が用意されていた。さらに、クジラの顎肉と皮まであり、中々に美味しい夕食を頂いた。また京都の料亭の方が寿司を持ってきてくださったりと、普段にはない豪勢な食事となった。ウマイ(・∀・)!!!

 会自体も親しくなった研究者の方やら久しぶりに会った仏具屋さんやらと楽しい時間を過ごした。有り難い話である。そして深夜1時、十分に楽しく過ごし出発。帰り際、友人のお坊さんが「次は新年会やね」といった。さり気ない優しさをうれしく思った。有り難いことである。

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 お坊さんたちにも言い忘れていたが、実は本日付で四捨五入で四十に配属となった。三十路を迎えたとき、愕然とした記憶がある。周囲は、結婚し家庭を築き、ある人は昇進し転職し、家を買うとかそういう話をしている中、遠い外国の屋根裏部屋で僕の手元にあるのはボロボロの古文書に関する中途半端な知識だけだった。終わるということを考えもしなかった二十代が、文字通りいつのまにか終わっていた。あれから5年経つわけだ。いやいやいや、割に何もかも鮮明に覚えているんだが、もう五年経ったのかよ…。光陰矢のごとし、とはよく言ったものだと思う。

 帰り道、忘年会後の人々がタクシーを探してふらついていた。あれだけたくさんあるタクシーもこの時間には中々つかまらないらしい。帰宅後、酔いを醒まして寝るという院生氏に言った。

ワイ「そういや、誕生日やってん。」院生氏「え?フェアアアアアアーーー」

 マジすかと言われながら、まあ、そうですわ、みたいな話をした。二時半、歯を磨いて就寝。電気を消しながら、僕は割に幸せな四捨五入四十なのかもしれない、と思った。少なくとも不幸ではない。珍しく、感謝ということばを思い出した。