9月20日 土曜日
映画に行こうにも間に合わず。午前中も午後も無為。これでは、と思い、ちょっと足を延ばして大学の学園祭にいってみる。普段、そのような場に出ていくような人間ではないし、一人で行くのも少々億劫ではあったが、なぜか足を運ぶ。結果的に、それなりにおもしろいものを見ることが出来て良かった。食券を買って、焼鳥丼とパンを食べる。
いわゆる学祭に参加した覚えがないので、非常に新鮮に楽しむことができた。こういう青春を送れることは、幸いなことだよなぁ。もっとも僕も願えば文化祭には参加できたはずだが、へそ曲がりだったので、確か自主休校とかになっていたように思う。僕は気が付くと、そういう季節を過ぎてしまっていた。でも後悔があるわけではない。そういうものなのだ。
帰宅後、来年春より関東へと戻る同居人大学生氏としばし話し込む。彼の夏について、秋の匂い。それぞれの季節の意味。良い話のときとなった。
↑ちなみに両者とも女装コス。
深夜、勢いに任せてストパン劇場版新作へ。往復40分かけて30分の映像を見に行くの巻。権力と権威の両方が東へと移ったことで、その不在が逆に歴史の威力を発揮している御所の横に京都の夜を感じた。場所を移したことで、ぽっかりと、歴史という縦軸の空間が異界となって秋深い闇の中で蠢いている。京都の京都らしさとは、実体の不在によって歴史が実体化していることなのか、と思った。