12月11日 木曜日
朝10時前に出発。乗り遅れたり云々したが、なんとか11時半過ぎに三宮到着。年上の友人である教授と昼食。中華に行ったのだが、辛くて焦った。中国の人の「いや、たいして辛くないですよ」は僕には無理だった。おいしいんだけどね。辛かった。
その後、タリーズへ久しぶりに。ウィンナー珈琲を頼んだが、クリームが甘いことに気づき、結果、僕が頼みたかったのは、カプチーノであることを思い出す。が、名前が出てこなかった。脳細胞が死んでるのかもしれぬ。
【総選挙2014】みな勝手に投票すればいい(東浩紀) |ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
楽しい時間を過ごして教授と別れ、選挙へ。色々と思うが、とにかく書いて投票。その足で市役所にいき、住民票を転出処理。不便なものだ。個人的には、国民背番号制を厳格に適用すればよいと思っている。消えた年金や社会保障の資源の問題も、一元管理で来ていれば随分違ったのではないか。もっとも役人の報復措置としてのデータ消失もあるらしい。嘘か本当か知らんが怖い話だな…。あと、投票所にいって開発された都市が過疎化していく様子を思い、何ともいえない気分になった。
それなりに疲れて帰宅。バスを乗り間違えて、二亭ほど行き過ぎたが良い運動となった。電車に乗っている間というのは他にやることがないので、勉強がはかどるが、隣がうるさいとキツイ。行きは、2歳の男の子を連れた母親が隣で、母子が歌っているの横で勉強するのはちょっと無理があった。帰りは、どうにも疲れていた。
帰宅後、さあ勉強しようと思いつつ、冗談で、院生氏に映画みようぜと声をかけたら予想外の反応で映画をみることになった。ハンナ・アーレント、なかなか良い映画だった。ドイツ語なまりの英語とドイツ語、実際のアイヒマン裁判の映像、ヘブライ語と一単語だけ出てきたギリシャ語、どれも馴染があるというと言い過ぎだが、語学的にも勉強になる映画だった。
もっとも院生氏いわく、ハイデガーの授業内容が簡単すぎて不満だそうだ。まあ、大衆向けの映画だしなぁ。そこはしかたないんじゃないか。アーレントのアウグスティヌスの愛についての本は読みたいと思っている。古本屋で見つけたとき、買っておけば良かったと後悔している。
しかし、20世紀の思想哲学の人間関係というのは本当におもしろい。ある一時期、ある特定の地域が、分野や歴史の起点となるということはあり得る。その意味で、19世紀以降のドイツというのは、または欧州というのは中心性を失っていない。学ばなくてはならぬ。