どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:モーニング、恐竜世界、芦屋

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9月1日 火曜日 雨

 朝、上司が取材に出かける前に、何度も前を通りかかったことはあるが一度も入ったことのない喫茶店のモーニングへ。400円ならばマクドとかより遥かに良いのはないかと思ったり。マクドの朝メニューもけっこう好きなんだけども。

 こういう喫茶店が昔はたくさんあったんだろう。きっと、ある時点から時代の流れとは関係なくなっていき、そして、その頃から時間が止まっているのだ。ある時代を保存している喫茶店なり組織なり、または人というのは多いのではないかと思う。いつか僕もそうなるんだろうな。

 近所まで来たついでに、元上司に挨拶へ伺って近況報告。職場を離れても良い関係を持てることは有難いことである。組織は終わっているけれど、こういう人もいるのだ。

 午後、近所のモールにて念願のジュラッシック・ワールドを観劇。千円の日ということもあって行ったのだが、安い日だからか、観客がトイレやら何やらで何人も立ち上がる。毎度のことながら純粋に殺意わく。取材の合間に上司と見たのだが「上映中に立ちあがる人を初めてみた、東京にはいないよ」とのこと。東京の過剰な人間関係のためのコスト、分厚い同調圧力は苦手だが、そういう良い効果もあるのか、と思った。


 ジュラッシック・ワールドそのものは、幼き日々に恐竜に憧れ、次に恐竜の化石になりたくて、そして古生物学者、海洋考古学者に憧れた不良中年としては、文句なしの素晴らしい出来だった。3Dでもう一度みても良い。第一作目の衝撃を思い出させてくれる。

 確か中学生になったばかりの頃、マイケル.C.クライトンの小説が翻訳された。すぐに購入し、夢中で読んだ。あの楽しさと驚きは、今でも鮮やかに覚えているし、映画化された際の壮大な主題曲と映像に度肝を抜かれたことも素晴らしい経験だった。今作は、不良中年の幼き日々を反故にしない、文句なしの最高の娯楽大作といえる。

 ところで、もの凄くどうでも良いがGod Bless Americaという映画がある。その中では、上映中に立ちあがったりウルサイ奴はマシンガンで(ry。


 夕方、芦屋に移動して上司はさらに取材。僕もちょっと興味あったので同行しても良かったのだが、まあ遠慮して、少しばかりマクドで休憩。関東の人は知らないかもしれないが、芦屋というのは超高級住宅街である。関西・阪神間の経済的地形というのは非常に分かり易く、海から山手に向かって所得がうなぎ上り、大阪・尼崎あたりから芦屋にかけて、つまり東から西に向かって年収が神社の階段を登るように上がっていく。

 海から北上する形でいえば、阪神以南から海沿いにかけては、いわゆる庶民的な世界であり、JRから阪神までがミドル・ロウアー、阪急からJRがミドルクラス、そして阪急以北はミドル・アッパーであり、武庫川、夙川を越えて芦屋川にいたる阪急以北は、文字通りの上流階級である。

 学生時代、バイトで某社のPC訪問セットアップサービスをしていたことがあるのだが、原付で登るのが不可能に思える坂を上がって、六麓荘の案件にいったことがある。そう、あの六麓荘である。

【ごぶごぶ】芦屋の大豪邸街・六麓荘町が凄い!! | Wha2UP!?

 いや、まあ、そりゃぁ、やばかったですよ。家のサイズが可笑しいし庭とかに林があったりするので、入口が分からない。やっと見つけて家に入れば、なんかゴールデンレトリバーが寝てる(白目) 何なんすかね、この絵に描いたような金持ち…。

 PCのセットアップなんぞ、一、二時間もあれば何とでもなると思うのだが、さすが金持ち。パソコン設置に諭吉さんの一人や二人を使うことに躊躇など感じないのである。

 そこの奥様とお嬢様らしき人に出迎えられたが、イタリアのどこそこのジュースが美味くてケースで買って空輸させたのよ、とか言われて、出された飲み物は確かに美味かった。まだ飲むかしら、たくさんあるのよ?と言われたが、丁重にお断りした。

 別世界を垣間見て、有難うございました、と外に出てキツイ坂道を下っていくと阪神間が一望できた。経済的格差と海抜が連動していることを肌身をもって感じたあの遠い夏の一日。

高級住宅地芦屋 - chakuwiki

 で、そんな芦屋に来たわけだが、駅に直結したデパート(芦屋の皆さんにとっては、たぶん、ただの近所のスーパー)で、後ろにいた中高年の母と娘の会話が聞こえた。

ワイ「~♪(マクドで安くすませよっと…)」

娘「わたし、あの人嫌なのよ。人の隙につけこんで。」

母「うん」

娘「あなたがハイしか言わずに、すぐにポンポン何百万も払うんじゃないの」

母「そうねえ」

ワイ「...!?」