10月14日 土曜日 くもり
昨晩どうにも寝付けず、ひたすら懐メロを聞く。90年代から2017年までのヒット曲メドレーを聞いた。96年頃まで全部知ってて、99年からはTV無し生活、2000年6月以降は何となく聞き覚えあり、08年8月以降は留学のためほぼ初視聴、11年6月帰国以後は三種類にしか聞こえないオッサンであることがわかった。
自分がいつCD屋に行かなくなり、いつヒット曲を気にしなくなり、いつからアニソンにシフトしたか分かり興味深い。また2010年代の音作りが、男性複数人は黒と銀色のオラつく系、女性複数人のサイケ・ポップ色のキュート・フェミニン系のダンスを両極にして、ジャニーズとAKBが哀愁を継承した印象を受けた。
画像の輝度・彩度を上げたようなパステルカラーなフェミニンと日常性にあるマスキュリンな身体を起点にし敷衍されるホスト性の増殖みたいなところに、現代のパリピ性がありオタクはその主体でなく消費者として関係しているかなとか適当なことを思った。
80年代バンドブームの空気を吸ってCDが売まくった90年代、being無双からavaxへの移行、00年代以降の細分化あたりまで、歌謡曲最終型としてのJ-popを聞いたのが僕の青春だった。時代の音楽性は色彩という視覚、集団ダンスという身体性に回収されたのが、いまの流行だと一人納得する明け方または未明。
昼前におきて、午後より再び喫茶店へ。友人作家の企画書話に付き合うつもりできたが、素人のぼくが手助けになるわけもなく、だらりと過ごして終わってしまった。楽しい時間ではあった。
やるべきことは多いが、なかなか進まない。バイト初日の疲れがいまだ抜けていないのかもしれない。明日は二日目である。
