どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき:京都へ、春、帰宅

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3月17日 火曜日 快晴

 朝、部屋の片付け。実家で二泊、東京で四泊、全部で約一週間の出張旅行も終わりである。九時過ぎ、友人が鍵を取りにきた。息子の幼稚園見送りを済ませて、10時半まで時間があるので珈琲でも飲もうとのこと。駅前スタバにて以前いただいた誕生日プレゼントをやっと使用。ありがたい。

 東京全域でそうなのかは知らないが、少なくとも目に見える範囲では快晴だ。こんな朝に、自死の故人と挨拶でも交わせたならば、何かが違ったのだろうかと思った。故人は春を待たずに、冬の終わりに逝ってしまったのだ。陽光を照らし返す車窓の向こうに、故人のいない世界が広がっている。春を待っていてくれればなぁ、そんなことをぼんやりと思った。

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 11時50分発、西に向かう新幹線に乗る。指定席、自由席ともに大混雑らしい。道中だらだらと書類の整理など。京都駅に14時過ぎに到着。地下鉄に乗るか迷ったが、少々遠回りでも乗り換えなしのバスにした。が、これが失敗。四条あたりで道路工事中らしく、派手に20分ほど遅れた。安定の京都市営バスである。

 駅で乗った後は寝落ちしていたが、停車で目が覚めた。車内には貞淑な印象の着物女性が二人。そして、今度は高校か短大の卒業旅行だろうか、爽やかな春めいた装いの妙齢の女性たちが大量に乗ってきた。数えてみると七人いる。総勢九人の着物女性が市営バス車内の通路をふさぐ。目にも華やかで圧巻である。春らしくて良い色彩であり、今朝みた教会の花壇のようである。可憐とはよく言ったものだ。

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 窓の外に目をやると、少しずつ京都が自分の街になっていくように鴨川がのんびりと流れている。バスはその後も、どんどんと観光客を吸い込んで銀閣寺あたりで静まった。その後、久しぶりの最寄スーパーで買い物。見慣れた店員さんの声と言い回しにいくらかの安堵を覚えた。

 帰宅後、勢いで服がないので洗濯し台所と部屋の片付け。行きがけにただの思いつきで聖書のことばをイカ娘にかけて、白板に書いて出発したが、帰宅すると、院生氏から仏典を引用した反駁が書いてあった。思わず(・∀・)ニヤリとした。夕食は、大学付近のタイカレー屋でイエローカレーに鶏肉を追加して食べた。帰ってきた。