11月2日 月曜日 雨のち曇り
午前中、要人には休憩して頂いた。僕の朝食はタリーズ。ツナうまいな。昼食はお好み焼きへ。文字通り鉄板ではあるが風月へ。前に来たのは、イスラエルとタイとミャンマーの友人が来阪したときだったろうか。鶴橋まで行っても良いのだが、見晴らしのよい高いところが好きらしいので阪急の上の店舗へ。うまい。
雨もやみ曇り空になってきたので梅田界隈をご案内。阪急の新ビルの中に稲荷神社があるので、そこへ行ってみた。日本の鉄道網というのは、まさしく日本という思想を体現したものであるが、その関西私鉄の頂点を自負する阪急の新社屋に稲荷神社が新設されているというのは、まさしく文字通りの日本らしさではなかろうか。鉄道という科学技術インフラが呪術的な世界観の幕で包まれているのである。ちなみに、お供え？はお酒が二本。なんか微笑ましい。
夜、阿倍野ハルカスへ。ハルカスは二度目であるが、梅田のスカイビルに次ぐ夜景箇所だろう。折よくプロジェクション・マッピングのようなものがあった。人間のサイズを考えると面白いなと思った。別になんでもいいのだが、ハルカスのイメージキャラクターであるクマは、気ぐるみを展望階に用意しておけば、もっと人気が出そうな気がするが、どうだろうか。近鉄のイメージアップにもなりそうなものだが。
遅めの夕食に鳥貴族へご案内して一日終了。久しぶりに梅田界隈をよく歩いた。僕がこの街に出てきた頃、ヨドバシカメラの建設が始まったばかりであり、その巨大さに驚いたものだが、いまや、その周辺にはグランフロントが立ち並び、阿倍野には国内初の高層建築が出来た。東京ほどの流転変遷はないにせよ、街の生成消滅と発展は興味深いものである。十年以上前に通り過ぎた街の記憶が、いまの僕のそばを歩いているような、そんな夜だった。
