どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき。沖縄縦断:残波岬→辺戸岬へ

旅は、その後の人を饒舌にする。沖縄旅行編の第三回。
よければ、また写真だけでも見ていってくれると嬉しいんだぜ(・∀・)

6/9(日)後半
島らっきょ天の味の余韻を思いつつ、今度はいよいよ本当最北端の辺戸岬へと向かう。実は、今回の車載放送は、このあたりから流そうと思っていたのだが、もっとも広範囲に電波をカバーしている3G回線でさえおぼつかなく、ましてはLTEなど無理なことが実際に来てみるとわかる。ところどころ携帯でさえ入らない。整備された道路があるのに電波が入らないというのは、現代日本においては中々稀有な気もする。途中、道の駅で、この地方自治体限定のシークワーサー・ソフトクリームを食べた。出口の看板が関西弁だとケンカ売ってるので思わず笑ってしまった。



出発すると、さっきまでの晴れが嘘のように曇ってきた。さすが亜熱帯。天気と女性の機嫌は似てるというが、そりゃ、困ったもんですな。もっとも存在しない異性の機嫌なんぞ、どうでもいいのだが。にしても沖縄はやはり亜熱帯、気候が違う。単なる通り雨なのか、こちらが追いついたのか、いきなりのスコールである。ワイバーフル回転だが、彼らの努力もむなしく視界は最悪である。



在米時に一度、米国中西部を横断したことがあるが、そのときの吹雪の視界を少し思い出す。ピッツバーグからコロラド州のデンバーへ向かうドライブ片道2,300kmの道すがらに遭遇したマイナス30度を下回る白い世界での視界は、文字通り100m先も見えない状態だった。それに比べると猛烈な雨とはいえ、立ち往生しても死にはしないからマシかもしれない。





しばらくスコールの中を走ると雨はやんだ。が、また降った。このまま行けば辺戸岬へ到着しても外に出れないかもなと思いつつ、とにかく車は走る。幸い、少しずつ雨が弱まってきた。駐車場につき傘をさせば出られるくらいだと気付き、せっかくなので岬へGO。すると、晴れてきた。













沖縄の植生は本州とは違うから興味深いのだが、よく見かけるこの植物の名前を僕は知らない。そして、あの日見た花の名前を僕らは知らないっつうか、結局なんて花だったの?タイトルと内容がリンクしないよ、じんたん…(´・ω・`)もうすぐ映画公開な「あの花」だが楽しみである。ちなみに、かやのんはめんまのときから売れると思ってた。かやのんはワシが育て(ry・・・晴れてきたし、目を移していくと、こんな場所に出る。これは訪沖の際にはぜひ訪れてほしい場所だ。







なんというか恐竜公園よろしくそのあたりから翼竜やら竜脚類が出てきてもいい感じ。いや、むしろ出てきてほしい。恐竜に踏まれて、または噛み付かれて死ぬならそれもまた一興。あとは船越あたりが出てきて殺人事件の自白シーンとかやってそうな場所だ。つか、これ落ちたら死ぬだろ、KOEEEEEEEEEEEEE。他にも観光客らしき人々が何組かいて、その内の外人(間違いなく米兵)が、危険な岩の上へと繰り出して写真をとってた。こいつがこのまま落ちたら、それはそれで写真の撮り甲斐があるな…とか黒いことを思ったりもしつつ、僕も、ちょっと危険な場所から写真撮影。こういうとき、デブは割とガチで危ない。ちなみに、ここでの配信を考えていたが、見事に電波は圏外でした。




ということで、写真を撮り、また景色に見とれているうちにタイムリミット。19時に那覇でレンタカー返却なので出発。しかし、ここで、まさかの虹登場である。二次に熱を上げる僕に、虹という架け橋で僕を三次元世界へと連れて行こうとする神の契約のしるしが現れたのだ。聖書における虹の意味はおいておくとしても、旅行中の天気予報は全日雨となっていた。けれど、実際はこれでもかと晴れて、スコールも降り、有名な観光スポットにて虹登場。神様、すげえなぁ、おい、と骨の髄までキリスト教徒であると自覚しつつも不信仰な僕は少しく感動したのである。名残惜しく思いつつ、僕は虹を背に那覇へとハンドルを回した。
※上の写真では分かりにくいが、岩の上、観光客の上に虹が見えている。





以上、今回の沖縄訪問の目的である本当最北端の辺戸岬への旅は終わった。あとは高速を飛ばして帰るだけである。途中、小腹が空いたのもあって、有名な道の駅でタコスを食べた。美味しい。余談だが、ここのサータアンダーギーとアイスクリームは有名なので、好きな方は北部訪問の際には訪れてみてほしい。空は、雲の隙間から光が注ぐ。亜熱帯の夜が始まろうとしつつあった。





帰り道は、高速道路沿いの典型的な沖縄の市街地を楽しめる。もちろん運転している場合は余所見してはダメだ。沖縄の建築物はとにかく角ばっている。台風対策だと思うが、そのあたりが、本州の、または僕の知る西日本とは違う。そして、その市街地の向こうには原色の森と水平線が見えるのもまた一つの違いだ。







結局、レンタカーは返却時間ちょうどに間に合った。もっとも一時間超過しても650円程度だから知れているのだけれど。夕食は、心地よい疲れと共に、有名っぽい高めの店に入った。もう少し安い地元の居酒屋的店でも良かったが、約三千円のステーキセットに関しては満足。料理人のお兄さんの名札には、名前ではなくてtraineeと書いてあったから、まだ修行中なんだろう。おっさん相手にはアクロバティックな料理も披露したくなかろうが、淡々とこなしてくれたので好感を持った。良い料理人になってほしいと思う。食後は、そそくさと部屋に引きこもり、ネットをみて寝た。このまま逝けたら幸せだなと思いつつ、僕はまぶたを閉じたことに気付かなかった。